端的に言うならば、【あなたなりの純文学を読ませてください】という事になるかと思います。
こんにちは、ハヤシダノリカズと申します。
純文学というと人それぞれに捉え方が違うもののような気がします。そして「こういう小説は文学ではない」という否定はしやすくて、「文学とは、純文学とはこういうものだ」と定義するのは難しい……そんな風に私は感じています。
また、小説を読むという読書体験は気軽に楽しめるエンタメであって欲しい、まるで説教を受けたような読後感に陥る重い文章なんて読みたくないという読者も多いでしょうし、文学に寄せた小説を書くというのは自己満足以上のものになりにくいようにも思います。
でも、ヒトの業を描き切って、ヒトが生きていく上で必要としている真理を、シンプルで美しい言葉で紡いだ物語ってのを読んだ後には、胸に抜けない棘が刺さったままのようになりますし、その棘が愛おしく心地よかったりもします。
そして、そんな物語は時代を超えて人に愛されるものにもなるのでしょう。
今回はそんな小説を募集します。
誰かの『純文学とはこうあるべきだ』に沿ったものじゃなくてもいいです。
ただし、五十年後、百年後の誰かに読まれても、その人に届く言葉である事を意識したものを私は希望します。
流行の言葉を使うのはNGではないですが、『現在は誰にでも通じるけど、三十年後には通じないんじゃね?』みたいな言葉は、作中でさりげなく説明しておく、といった未来の人が読んでも躓かないよう配慮した文章表現は嬉しいですね。
また、小説には時代を切り取るという史跡のような側面もありますから、現代を描く事は問題ありません。でも、五十年後の人に『スマホって何?』と思わせたままに物語が進行していくのはもったいないな、なんて事も思う訳です。
他方、SFやミステリや怪奇小説にだって、ヒトの業が描かれていれば、それは文学足りえるとも思います。
長々と書きましたが、【時代を超えて読者の胸に刺さる物語】を私に読ませてください。
※文字数は一万文字以内のものとさせて頂きます。
※一人二作まで
私にとって相性がよろしくない文章というのは、プロ作家の作品にもありますから、全てを完読できるとは言えませんが、全ての作品の書き出しには目を通します。
なお、明らかに上記の※印の基準を満たしていない作品は随時弾いていきます。
よろしくお願いします。
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「ヒトの業を描いた普遍的な物語を読ませてください」を選択してください。
このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。
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