「17歳 純文学」を含む小説

大正時代の姫奥島には、長姫制度という独自の文化が存在した。珠景姫の妹として生まれた 色歌 は、侍女の立場でも姉を支えていた。 しかし、物語は突然動き出す。 17歳になった珠景姫は…

オリジナル小説 新宿・歌舞伎町の片隅で、孤独な二人が偶然出会う。愛を知らずに育ち、心に虚しさを抱えた風俗嬢リカと、行き場を失った17歳の家出少女まなみ。 互いに寄り添いながら生き…

苦し紛れで始めた小説が苦しさの理由になってしまった高校生作家。 好きで始めたはずのピアノが愛せなくなった天才ピアニスト。 逃げ場と生活が一緒になってしまった僕達が新たな逃げ場…

星に祈りを捧げる神楽を舞う少年、銀鏡（しろみ）辰一。 宮崎県西都市に伝わる古事記の里、銀鏡（しろみ）地区に引っ越してきた少年は、奥山で記紀神話に登場する磐長姫と出会い……。古事記…

両親の離婚からさき離れていた生まれ故郷。 １７歳の夏に飛び込んできた生家の差し押さえという報が、十年ぶりに主人公・瑚和（こより）をその故郷へ舞い戻らせる。 田舎の雄大さ、懐かし…

飛び降り自殺を図る17歳の女子高生×突然現れた天使。 廃ビルの屋上から飛び降り自殺を図ろうとしていた女子高生の前に、突然“天使”を自称する少女が現れる。白い翼、金髪のツインテー…

　１７歳でデビューし、１０年目になった女優の青川優子は、鏡の前で一人で涙を流すことによって、女優としてまだ生きていられると安心感を得ていた。 　ある日、映画の撮影。 ３０秒にも…

この日記は私の、未来の私への宿題だ――。 17歳の主人公は、たくさんの死に直面する。自殺、老衰、戦争――。その先に、主人公が求める答えとは？ カクヨム甲子園に参加した作品のリメ…

渉はどう見ても外国人だけど、両親が何も言わずに亡くなってしまったため、自分が何者なのか分からない。天涯孤独になったのは中三の時で、誰にも迷惑をかけたくなかったから高校に進学せず、…

九州芸術祭文学賞で、宮崎県地区部門で二席を受賞した作品です。 長編の『星神楽』に対して、応募用に再構成したものです。 タイトルは『星神楽』でしたが、名前を変更しています。 短編作…

空蝉にとらわれる少年が見たものとは……。 登場する京都にある『アスタルテ書房』は四条河原にひっそりとあります。 そこは魔界、耽美な古書で埋め尽くされる。

17歳の「私」は3つの死と出会う。 自殺、老衰、戦争。 強い強い死の魅力に対し、「私」はある考えを生み出していく。 「私」が死なないための小説であり、その為だけに書いたもの。 …

姉のことを忘れられない17歳の妹の話

17歳の春、隣の廃校に男が住み着いた。美青年にそぐわぬ挙動不審な男は、体育館で「人を幸せにする家具」を作る家具工房を開くという。母の死によって心を閉ざした少女は、よく似た傷を持つ…

ある日、仕事仲間のハナオカから建設業界のコラム連載を依頼されたサルトル仮称。「交響曲第5番第4楽章　ある少年の日記・断章」という仰々しいタイトルの短編を張り切って書き始めるものの…

【第205回短編小説新人賞落選作品】 他人に評価されることが自分の評価。好きな人に「可愛いね」「すきだよ」って言われるために生きている、恋に溺れる17歳の女の子の青春恋愛小説。 …

速水俊は、予備校生。まだ、新型コロナウイルスが蔓延するはるか前の、1970年代の通学風景。 いろいろな人と出会い揺れ動く心。

１７歳の「私」は同級生の葉子に惹かれていく。彼女の秘密を知り、なんとか彼女の力になろうと奮闘するも、数奇な運命に翻弄されていく。 １７歳の男女が真剣に人生や生きることに向き合って…

亡くなった娘はいろんな場所に出没して、いろんな人に会ってたみたいなの。 でも、それはやはりよくない。わたしたちはあることをして娘を、天国に導きました。

主人公のロムロは階層都市で畜産業を任された17歳の青年。 翌日の18歳の誕生日を控えて、階層都市の友や知り合いたちに別れを告げていく。 この階層都市に住むすべての市民は18歳にな…