「電波塔」を含む小説

あらゆる時空が交差する並行世界、——『ライブ・ビューイング』を自由に行き来することができる少年、スコール。 彼は「リンク」という特殊能力を生まれ持ちながら、並行世界の中の運命…

――今日もまた、神秘と幻想が死んでゆく。 日常の風景に霞むファンタジー。そんな幻想を描きつつ、どこまでも現実を知らしめる夏にぴったりな風情の純文学の短編です。

高校三年の夏休みになって町から消えた青年、三久斗。 彼は山の頂上にある『なんでも叶う』と言われる小さな神社で、とある人物に出会ってしまう。 解けていく関係と思い出。 生きずらい世…

「短歌の秋（9月）」へ投稿した短歌になります。 キャッチコピーの短歌は学生時代の修学旅行での実体験が元になっています。

変わってしまった世界で、少女たちは身を寄せ合って一つのラジオに耳を傾ける。 それは在りし日を思わせる光景。

【第2回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト（ボイスドラマ部門）参加作品】 近未来の日本。とは言っても、SF要素は一切ない。 これは、日本のどこか田舎に建つ『カワズ女学園』へ…

意外な場所に神社と御朱印。いつにもまして、今宵もまた恋と願いが成就した二人のデートスポットに相応しい場所である。少々力業ではあるが、二人を取り持つ七海の心意気に義男と亜希は感謝だ…

日本が誇る電波塔《東京スカイツリー》 それは人々の生活に放送として深く関わっていた。 平和に見える毎日。そんなある日事件は起こる。 無差別に破壊される江都東京。 運命を惑わされた…

第40回、『ぶち殺し』の祭典。 唐突に始まる、お祭り。右手のピストル。銃弾は一発。殺せる対象は、各々の、『もっとも殺したいと願う相手』。 なにもかもがあいまいなルールの中、ただ、…

北海道の漁村に引っ越した「私」は、海にせり出す半島の上に、地図に無い電波塔を見た……。

　電波塔の上にはひとの触れられない『繭』がある。 　今その上に双剣を携えて、緋色のパワードスーツが駆けていた。 　乗るのは「あらゆるものを断ち切る」異能を持つ青年、切原水瀬《きり…

かつて街のシンボルだった電波塔は、今ではボロボロになって、いつの間にか娼館みたいな扱いに。 そこで娼婦として働く少女と、いろいろ訳ありなおじさんとの、異世界最後のおはなし。

突如として東京都墨田区押上1丁目1-2に生えたブロッコリーは、急速に成長した。少し目を離した途端に、あれよあれよと三倍にも膨れ上がっている。また膨れ、また育ち、また巨大となり。墨…

ゲーム原案 最終戦争後の地球 今回は放射線汚染(生物兵器でも可) 滅亡寸前の人類に気まぐれな女神が慈悲を与える。 「寿命まで死なない加護」 「地球の汚染物を自身に取り込んで除去…

僕が気付いた時には世界が変わってしまっていた。記憶をなくし、ただ一人で放り出されたそこは廃墟化し自然に飲み込まれつつある日本の首都、東京。地上はドラゴンが飛び回る危険な場所となり…

高校生 未成年ながら夜の公園で飲酒

電波塔、道化師、そして彼女。それが僕の全て。僕の中にある、記憶。それ以外があるのなら、是非とも教えてほしい。そうしないと、僕はまた、罪を重ねてしまうから。 ※C99で頒布予定の新…

駅のホームに降りる。 既に用意は周到、あとは飛ぶだけ。 自分が消えたら、周りはどう思うだろう。