「鍬」を含む小説

使い手を自ら選ぶ、意思持つ聖剣エルフェリア。 引き抜いたのは異世界の仙人だった。 そして聖剣は──気づけばツルハシになっていた。 「落ち着けよ、削金鍬」 「エルフェリアです！」

毎年、春になりますと、魑ヶ峰男爵、一人ひそかに、僻村にあるその小山へ、おおきな櫻の樹の根元へとやって来ます。 鍬と円匙（シャベル）とで、根元から掘りいだしたるそのものとは。

2021年６月、全世界の携帯端末に謎のアプリが一斉ダウンロードされた。 １年後の６月１７日に向かってカウントダウンを刻む謎のアプリ。 ただの悪戯か、何かの予言か。 犯人も目的も分…

　近衛達治、二十九歳の独身男性。 　会社で不当な扱いを受け、リストラに追い込まれた彼は故郷である片田舎に帰ってきた。ひとまず次の仕事が決まるまで、という気持ちで実家の手伝いをしよ…

「長官がずっと追い求めていた押し込み強盗の元締めが長次だったというのが、いちばんの驚きだったようです。しかも死ぬ間際に自白したそうで」 「死ぬ間際って？」 篠塚は目を見張った。 …

とある世界のとある剣術。 ひどくシンプルなそれは、あらゆる敵を打ち砕き平和をもたらした。 そのちょっとした解説のようなもの。 〜〜〜〜〜〜〜〜 カクヨムにて初投稿です。ま…

特務零課。 死体に寄生する蟲――マガモノを処理する特別捜査官のことをそう呼ぶ。 ヘビースモーカーの橘。 新人の天然男子、水原。 そして右目にマガモノを宿す、夏目。 特務零課の…

「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト」〈二十句連作部門〉への参加作品です。 【解説】 ※雲の峰：盛夏、聳(そび)え立つ山並みのようにわき立つ雲。 積乱雲。 夏といえば入道雲であ…

【あらすじ】 伊奈忠次は、徳川家康が関東へ移った時に、その関東の開発・行政を担う「関東代官頭」に命じられた。 忠次は家康の信頼に応えるべく旺盛に活動し、そして今、ある水路の開発に…

健二は郊外を目指し急いで車を走らせていた。 健二の隣には、ピクリとも動かない妻の姿がある。 健二には時間が無い。早くどうにかしなければならない。 これは車内の様子を綴ったお話。…

　クロトは親の顔を知らない。 　物心のついた時には育ての親であるネロ叔父さん、ミオ叔母さんと農作業をしながら暮らしていた。 　だが、魔族に世界各地を侵略されついには人間達は領土…

◆あらすじ◆ 魔王のもとに四人の勇者が辿り着き、宿命の戦いが今まさに幕を開けようとしていた。 ※　本作は元々声劇用に書いたシナリオですが、SSの感覚で楽しんでもらえれば幸いです。…

　鍬崎雪人は”セツナ”を記録していた。記録できない宮代節那の代わりに。 　彼女は十二歳の頃に交通事故に遭ってから、短期間の記憶しか維持できなくなったのだ。その時間も日に日に短くな…

異世界転生したらそこは血と鮮血が飛び散る村育成ゲームのシステムで作られた異世界。 　初っぱなに記憶喪失になった主人公サクは狂喜の異世界『雨乞いフィーバータイム2.14』で生きてい…

異世界ファンタジーの設定で、このような疑問は生じないだろうか？ 釜戸を使って食事を作り、鍬で畑を耕し、馬車で移動する。 魔法が存在するのに、魔法を使わないのか？と。 マギシは魔…

“昆虫博士”の有戸は、４年来の友達である桐鍬を連れて、夏休みに「葉っぱに擬態するカブトムシ」を捕りに行く。

１８６８年。南北戦争が終結したばかりのアメリカ西部では、自由と富を求めて、無法者達が血と暴力の宴に興じていた。 元北軍兵士で、東部戦線の英雄、ローガンはイカサマポーカーや賞金稼ぎ…

勇者になってモンスターや、 他人と戦う訳ではない。 ただ、農業をして、恵みを与える。 こうゆうのも"アリ"ですか？

　不遇職と思ったら実は最強に便乗……、いやもうお腹いっぱいだと思いますけど。

　途方もない滋養強壮成分を含むマンドラゴラは、核に変わる新エネルギーとして注目され、各国ではマンドラゴラの保有数が国力に相当する時代。それだけにマンドラゴラの生産には国家資格が必…