「言霊 短編」を含む小説

幸せになりたい。 この何気ない一言が、全て狂った気がする。

かつて、神々のはかりごとをも文化に変えた酔狂な者たちがいた。 彼らはどこへ行ってしまったのか。 想いを燃やす神主と、枯れ葉、旅人のセンチメンタル・ショートストーリー。

第119代内閣総理大臣に指名される栄光のとき、藤田健一は究極召喚で異世界に召喚され、いきなり魔王と戦うよう強要されます。勇者たちに混ざるとその貧相さが目立つ64歳でしたが、この異…

物述真知は、思った事をすぐに口にするタイプではない。 普段は言葉少ないが、心の中は結構お喋りで、辛辣な時もあり。 そしてその日、目にした光景に心から嫌悪を覚えた彼女はつい呟いてし…

一週間後、病院から瑠璃の携帯に一本の電話が入った。 ─田中さんの具合が急変した─

《人生逆噴射文学賞　審査員賞受賞作》 十六でこの言葉にぶち当たったとき、私は大きな衝撃を受けた。人の視線を気にし、自分の選択や行動に自信を持てなかった多感な時期に、この言霊を含ん…

里見蓮（さとみれん）は事故に遭った。 目覚めたところは病院だったが何かが違う。親も、兄弟も、そして世界そのものが違っていた。 そんな世界で蓮は数百年に1人見つかるような特殊能力「…

第2回アキノテンノウショウ参加作品 お題:「ふたりのラブリーデイ」 レギュレーション: ・カクヨムに掲載している作品の番外編(スピンオフ、本編のifもしくは続編)で「かわいいう…

森に停めたタイムマシンから出ると、現地に馴染む紛争をしてある民家に近づく。窓からこっそり覗き込むと、ひとりのシュメール人の老人が木製の円盤をしげしげと眺めていた。

世の中に、溢れる言霊と嫉妬は、WEBへと舞台を変えた。 それを祓えることは不可能だ。ログは永遠に遺り続け、消えることも、還ることも敵わない―― 「魑魅魍魎も進化したなら、我々も…

「5分で読書」最終選考突破！！ とある過疎の村。そこには山神さまの力を宿した少女がいた。少女は無垢であり、無垢であらなければならなかった。 そんな彼女のもとに一人の少年が訪れる。…

言ったことが現実に起こる力(言霊)を持った主人公の日常生活。

歌川 凪沙 人に語りかけたことを、その通りにすることが出来る言霊遣いの女の子、無口だけど感情豊か。 古代 勇 読書が好きな男の子、よく話すし身振り手振りも大きい。

【あなたは絶妙にキモイこの文章に耐えられるか】 孤島にそびえ、脱獄不可能と謳われるファンデルワールス監獄。 そこに監禁された受刑者の1人ラリアンス。 彼は5年の年月を経て脱獄…

1人の女性が、報道を機に狂い始める。

ときは大正、舞台は華の都の帝都。 幼少期から「見える」令嬢、塚本美津江は「帝国の遺物」なる不可思議な力を持つ万年筆を河原で拾った。そのときから彼女は幼き美少女陰陽師として帝都を揺…

研究所から逃げた少女を追いかける女性研究員は上司からのパワハラに悩んでいた この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』のなかの１つです。この短編が気…

　名越清子が口から発した言葉は現実になる。 　清子は自らの言霊によって、友人を殺してしまった過去がトラウマとなっていた。 　その日から自らの声を捨て去って生きてきた。一言も発する…