「純文学？」を含む小説

夏休み最終日僕は「私の事見えますか？」と女性に声をかけられる。 僕はひょんなことからそこ女性と共に淡い思い出が詰まった山へと登りに行くことになった。そんな物語。

高校の吹奏楽部に所属している狩野 直宏（かの なおひろ）は、顧問の紹介で県内の辺境にある修理工房を訪ねる。入部以来なんとなく仲良くしていた同期の河津 燈（かわづ あかり）とは、そ…

「邂逅」をテーマに執筆した、12000字ほどの純文学（だと思っている）作品です。 「ドグラ・マグラ」を再読したいぞー！という欲にまみれながら書きました。なるほど、だからこういう表…

いつも正解の感情を探していた。深夜、母からの電話。父が首を吊った。

元日の「Ａ教授の一日」の素描です。この日は、大きな事件がひとつも起こらない、平和と言えなくもない一日でした。 ※「Ａ教授」は架空の人物であり、実在する人物を想定しておりません。

クロード・モネの「死に床のカミーユ」を話してくれた彼について。 命日に近くになったので書いてみました。

私事ばかり書かれていますが、同じようなことに悩み苦しむ「誰か」に届けば――と思っています。 ※作中に登場する人物は、それが「誰であるか」ということを特定できないように、可能な限…

タイトルの通り、筆者が仕事やプライベートなどで発狂寸前のときに書いた短編・掌編を集めている短編集です。 情緒不安定な作者が贈る、（おそらく）癒やしの短編集。 発狂寸前！　ああも…

　八房久遠《やつふさくおん》は、実の両親に捨てられ、学校にも通えず、裏社会でギャンブルをしながらずっと一人で生きてきた。 　そんな久遠はそのギャンブルの実力を買われ、最強のギャ…

転倒先生は出かけた先の古本屋で話し込んだり、面倒ごとばかり持ってくる知り合いの相談をされたり、、久しぶりの教え子との再会したり、何となく暇なようで暇ではない。 その間に旧友に会い…

　森崎夢叶、鉄道会社の車両メンテナンス職場勤務の３０歳。高校時代からプロ小説家を目指しウェブ小説家を続ける彼氏いない歴イコール年齢。学生時代は陰キャのぼっち。まわりの同世代や自分…

林はペットをなくした喪失を抱えたまま友達の家でご飯を食べていた。そんなとき、友人のペットが可愛い行動をとる。その様子を投稿したら、SNSでバズってしまう。

結江楓雪は高校２年生。 学校ではあまり目立たないタイプで、守ノ峰高校ではとても珍しい帰宅部である。 学問に於いても運動に於いても、記録からすれば平凡に見えるが、その実、どちらに…

美術部で部長の「僕」だけが、部活のために毎日、誰もいない教室に足を運ぶ。ある日、ひとりで絵を描いている僕のもとに、同じクラスの女子、「篠田」がやって来て――。

いつも不思議なことを言う「彼女」を、「僕」は少しだけ羨ましく思っていた。 きっとそれは、誰にも流されない強さを持っているからだと思う。

食べ物系短編。母と子と間食。

　舞台は潮風薫る湘南、茅ヶ崎。この街に暮らすクリエイター志望の中学３年生、真幸と美空たちが繰り広げるフィーリングでドタバタな日常と創作の日々。 　クリエイターの街、茅ヶ崎での日々…

　主人公の住む町は、玄関から一歩外に出ると、誰も彼もが泣いている。皆、ソレを身に纏い、叫びと涙と苦しみを外側へと放出させる。 　主人公は1日の中で、様々な人と出会い、様々なソレを…

仁美と真矢には陸上競技が強い高校からスカウトの話がいくつも来ていた。 一般入試するつもりで勉強はしていたけど、高校でももちろん陸上は続けるつもりだったし、推薦で入るのも別に悪くな…