「硬貨」を含む小説

悪魔の世界では、人間の魂が通貨として使われている。しかし、あまりにも穢れた魂は、悪魔にすら敬遠される。人間がサビだらけで汚い硬貨をイヤがるのと同じ心理だ。 だからこそ、悪魔デモ…

殺しの技術を捨てたい元殺し屋の少年と、ピアニストになりたくないピアノ少年、ラーメン好きのヤンキー先輩、死ねない美少女、すぐ泣く老けすぎの部長、硬貨を飼っている美人先輩が雪瑞高校パ…

一緒に暮らした祖母は、お金をこよなく愛する人だった。テレビの上には十円貯金箱。バス代をケチって２、３キロ歩くなんてざらだった。大好きなのは記念硬貨。大事すぎて使えないからたまる一…

お金をまとめて下ろすと、三枚くらいはピン札が入っている。 それをコツコツと貯める。 少ないけれど野口英世も樋口一葉も福沢諭吉もみな愛おしい印刷ぶりとピンと張った佇まい。 お札にと…

幼馴染みに気持ちを伝えようバイクで東京へ向かった昇は、途中で年上の女性と出会う。 翌日、想いが届かず傷心のまま昇は帰路に着くが、途中、雨に降られて足止めされてしまった。 そこへ、…

【第一部完】二部は直しながらちまちま更新中 葉月はどうやら死んだらしい。急患として運ばれた病院で、意識消失後に目が覚めたのは知らない森。出会ったのは全裸の男。どうやら男は元の世…

日本と言語と文化はまったく同じ。しかし、この国「二本」にはお金が一円玉しか存在しない。ポイントやネット通販という概念もなく、買い物の支払いは一円玉を使うしかない。そんな二本に住む…

冥界に続く三途の川。 そこにいる死神は魂を船に乗せて三途の川を渡らせる。 しかし、そう簡単には船に乗せない。 なぜなら、白銅硬貨が足りないから。 鯨伏 来夢／イサフシ ライム…

米一丸喜一は故あって一人暮らしを始めることとなった。 そのための買い物をし、夕暮れの公園で一休みをしているとある少女と出会い差し出された紙に書かれたいろは歌を読めるかと尋ねられ…

　近未来の地球で起こったパンデミックによって、世界中ゾンビだらけになってしまった。山深い田舎に避難している現役女子高生ナナセは、リンという宇宙人に憑りつかれるも、旧時代の硬貨でも…

世界から大地が消えた。人々の暮らしは空飛ぶ船の上。 飛空艇エキンに積んだ本の整理をしていた僕は、通路の片隅に落ちていた硬貨を見つけた。 お客さんの落し物だろうか？　それとも猫のア…

社会人の女性が、悪いことをしていそうな少女と出会う話

2023年の書き初め短編小説です。 初詣に行って、去年なにをお願いしたのかを思い出せなかった男性が、お参りをする意味について考えるお話。

「やった！急いで拾わないと！」声の主は歓喜した。しゃがみ、硬貨を黙々と拾う。

国境の関所に、黒い馬車が通りかかる 「どうも衛兵さん、おクスリ届けに来たぜ」 「遥々ご苦労オスカー、助かるよ」 「こちらこそ」 馬車の2台に積まれた大樽には、誰もが求めて止まな…

一人の男が自宅のマンションから飛び降りた。 グシャリと潰れた死体からは臓器と血の代わりに500円硬貨が溢れ出した。 男の死体は硬貨となって消えていった。 探偵は証言を集めにまわる。

10円玉。 10円の価値しかない銅貨、しかしその中には10円以上の価値があるレア硬貨が混じっていた。 縁がギザギザなギザ十、生産数が少ない年号、更には噂にも登らないようなレア…

◾️ 05/12/13 今日から撮影開始。 早速神社にてトラブルあり。期待大。 ◻︎◻︎が途中いなくなる。 05/12/14 ◻︎◻︎が朝になっても戻らず。 山中を捜索するが…

この作品はノンフィクションであり、僕の実体験に基づいた内容となっております。 企業案件などではございませんので、安心してお読みください。

男は自動販売機になけなしの硬貨を入れた。男は語りかけた。「死ぬことにしたよ」