「白黒 短編」を含む小説

　昭和45年、白黒テレビの前で出会った幼なじみ。 　佐藤優一は『明日のジョー』を、山田明子は『アタックNo.1』を愛していた。 　カラーテレビの登場、『マジンガーZ』の衝撃、『宇…

自分の心だって、よく分かんない時あるからね。 （過去作の短編も、幾つかここにまとめることにしました）

　私は相良水穂。どこにでもいる普通の中学２年生。ある日、帰宅したら丸っこいぬいぐるみの鳥のようなトリって言う謎の生き物が現れた。トリは一緒に宝探しをするんだとか言って、無理やり私…

　ごく普通の少女の麟翁寺キリカは、地元を侵略しようと襲ってきたジドリーナ帝国の侵略生物バエンナーに襲われる。その時に助けてくれた魔法生物のトリの力を借りて、彼女は地元を守る戦士、…

白と黒とが出会う時、生まれる世界の軋轢の鈍い音。

　ある日、世界から全ての猫が姿を消した。その理由は分からない。猫が好きだけど猫に嫌われていた俺もまた、この事件に心に痛める。そうして、こんな事態になった理由に心当たりがあった俺は…

兄・湊に憧れている叶汰。 反面付き纏う強烈な劣等感と比較心理。 アングラ組織の首領として気丈に振る舞う沙夜。 夫を亡くし傷心している彼女がある曲を探す理由。 “隣の芝生は青く…

＃現代コメディ ＃ややファンタジー 　家事と育児。 　会社の付き合いと仕事。 　どっちが大変か、なんて比べることではないし、比べられないだろう……それでも。 　白黒つけたいな…

私の母はピンクが好きだった。 ブラウスやワンピース、水筒もバッグもハンカチもピンク。 だから私のあだ名は「フラミン子」、略してフラ子だ。

2024年、世界から色が消えた。 原因不明。すべてが白黒の世界だ。 年老いた音楽家アリアは、音楽で色彩の記憶を表現し、人々に希望を与える。 アリアの奏でるピアノは共感覚で色を感じ…

今でも鮮烈に脳裏に焼き付いています。なにせ美しかったですから。 うっすらとですが同性愛(女性同士)描写が含まれています。短編読み切りです。よろしかったらどうぞ。

映画が嫌いだ。どうしても見続けることができない。 その理由も原因もわからないけれど、嫌いだ。 それでも、映画というものに対するあこがれを捨てられない。 そんなある日紹介されたのは…

十年前に富士山中で起きた『ある災害』をきっかけに、樹海の奥地にできた真っ黒の湖。周辺地域は、その湖を原因に正体不明の『白黒化現象』が起きていた。災害の影響で心神喪失になった幼馴染…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 「児童向けファンタジー小説（異世界転移）」部門　応募作品 　学校の裏山では、昔、神隠しがあったんだって。 　だからオレ、友達と探検に…

※ネタバレ注意 ＜キャラクター設定＞ アイバン：日本名、相羽信一《あいばしんいち》。十五歳、学生。母・詩津玖《しづく》とマンションで二人暮らし。父とは死別。学業優秀だが国語だけは…

若き王シュワルツは祈り、そして悟る。

俺は、彼女にぐちゃぐちゃにされていく。 それが恐ろしくて、心地いい。

　『端的に言って、Ｎ氏を殺さねばならない理由は一つだけだ。僕達の前でパンダの話をしたこと。本当にそれだけ。』 　「特防パン」「魔奏概念」「形而上積層」「PPP」……上野駅の喫茶店…

6分で読める短編です。上野動物園に散歩に来た理子さんが、愛するパンダを見てからあんみつを食べます。ひとりでふらふらするのは 、景色や音や匂いで動いた心が想起するものと向き合うため。

　魔法少女キリカこと麟翁寺キリカは地元を侵略しようとするジドリーナ帝国の刺客と日々戦い続けている。その活動は秘密なのだ。 　四天王の３人まで倒した魔法少女キリカは、ジドリーナ帝…