「有耶無耶」を含む小説

今年もこの季節がやって参りました。というわけで、今回も最低文字数４００文字の文章を、２０文字×２０文字のキャンパスとして、本編とは別の「お題に沿った何か」を描きました。 ※20…

魔術師レスティオルゥ。裏切られ居場所を追い出された彼は復讐を誓う。 「こんな人間達なんて…僕が滅ぼしてやる！」そんな復讐心から地下に100年、彼はついに究極の魔術を完成させる。そ…

南北戦争や第一次世界大戦が有耶無耶になり、日本が八八艦隊、アメリカがダニエルズ・プランを完成させた世界で、1939年、ドイツ帝国がポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が発生する。 …

　七草冬夜には婚約者がいる。と言っても幼少期の約束をお互いの両親が勝手に決めただけなのだが。 その相手は幼なじみで8つ下の淡水綾香で、社会人になってから会う機会も減っていてそのう…

アラサー社会人、時田時夫は会社からアパートに帰る途中、女子高生が聖女として召喚されるのに巻き込まれて異世界に来てしまった。 そして、女神の更なるミスで、聖女の力は時夫の方に付与…

　実力を隠すために入学者テストで筆記・魔術ともに0点を取った主人公ローランド。しかしそれが原因で入学早々校長から名指しで批判される羽目に。さらに怒り狂った貴族エリックから退学をか…

無実の罪は 濡れ衣　冤罪とも呼ばれる。 私は今、「20万円を盗んだ」という疑いを、あろうことか家族からかけられ、まさに無実の罪に問われているのである。 私:養子婿 加害者…

19世紀ヨーロッパ、某所。世間では産業革命だとか、三角貿易だとか、あるいは啓蒙主義が謳われている。そんな目まぐるしく動き回る時代でも、光あるところに闇は必ず存在するものだ。悪意…

　受精卵を人工子宮に着床させ、出産まで人体外で発育させる義胎妊娠技術が確立された近未来。義胎は女性を出産の責務から解放するとともに、出産の在り方、家族の在り方さえも変えていく――…

白雪姫を救ったはずの王子様が裁判にかけられました 短編戯曲です

インターホンを押すと、誰もいないはずの室内から男の声が。父親の死により、その怪現象は有耶無耶のままにされたが、部屋の住人のマリは別れた夫の影に怯えていた──。

なぜ奴の下に甘んじなければならないのか？ 半ば騙し討ちの様な形で成立した概念に対して、マツモトは再び抗う姿勢をとる。 信濃の国を流せば事は丸く収まる？ そんな事はない。 有耶無…

その日は突然に訪れた。通学路で水嶋　弘臣は自身の通う高校の高嶺の花、綾辻　里依紗に告白され有耶無耶のうちに彼女との同棲を約束させられる。そしてこの日を境に彼は平穏な日々を失い、彼…

雄々しさを欲する少年、異能の存在との出会い、変容する身体、花の少女達、そして──魔女。 その旅路は呪いか、祝福か。蝶のように有耶無耶に、蜂のように遮二無二と、蜜を求めて彩りをひた…

3/31 第一章 完結。二章構成中。 -- 海難事故で死んだはずの『俺』は不思議な地下室で目覚める。そこに残されていたのは謎の手紙と、ミイラ化した冒険者、ブラン＝レクターの死体だ…

亊刄杳窕２ ことばにいくつもの意味を置きます 日本語としておかしいものも多々あると思いますが、それに囚われて詩を描いてはおりません。 可笑し可視ｺﾄﾊﾞ列。ただ、自由に書いて …

彼は私が横にいる事を嫌がる。違う。彼は私が前にいる事を強要する。そして、その理由を彼は決して言おうとしない。 その理由を有耶無耶にしたまま付き合っていれば、綻びが生まれるもの。 …

どこかの噂話のような、 語り続けられて真実が有耶無耶な、 奇妙で、胸糞悪くて、 渇いたものは、満たされず。 気がついた時には、何もかも遅かった。 恵まれているといつ錯覚し…

　いやね、姉御は最初の頃は「そのまま苗床にしても小さくて勿体無いから大きくしようと思っただけ」とか言ってましけど、絶対アレは最初から情が移ってましたって。 　あっし達って基本的に…