「昭和 幽霊」を含む小説

天界をさまよう幽霊・新居千瑛は近代史を司る女神から、転生したら日米開戦を回避できるかと問われる。 千瑛は「そんなの朝飯前よ。準備に30年もいらないわ。10年、いや、3年でもできる…

郵便物を落とした配達員に拾って手渡す、それは自分宛の手紙だった。真っ黒な制服を着て昭和のような自転車に乗って走り去る配達員。 その様子を彼女に話すと「幽霊ポストの噂知ってる？」と…

昭和50年頃、小学生の時分にいた福岡県の門司というところでの体験談です。 まだ日本に戦争の傷があった時代、傷痍軍人さんもいて防空壕もありました。 明日への希望に満ちた活気の裏で、…

本当にあった話。 昭和初期から平成20年頃までのお話です。

神霊が見える女性、志村あや子は「店の守り神」を自称する女の子の幽霊、てまりとともに祖母から受け継いだ駄菓子屋「やまぐれ商店」を営んでいた。 幼い頃にいじめられて以降その能力をひた…

◯作品説明 登場人物は基本オトコのみ！ 神楽坂でアナログレコードの中古買取販売をしている "MAESTRO神楽坂" は、赤レンガで作られたオンボロビルの一階にある。 五階はオーナ…

実話です。 私が交通事故で救急搬送された病院の個室で恐怖を体験しました。 事故後、目覚めたその日の夜から異変が起こりました。毎晩出るんです。アレが・・・ 他の個室も大部屋も全て満…

　大島竜平はおかしな夢を見た。夜の教室で自分の席を愛おしそうに触るセーラー服の少女。起きた時には遅刻ギリギリ、大慌てで登校し、遅れそうになった理由を幼馴染の八木悠に問われ、夢…

　見出しにして乱し。起。　 　見出しにして淫れ。承。 　見出しにして身切、転。　 　見出しにして妄り、結。 　其の最終処分場。 　今は使われず廃墟となったが数年後。別の名称で名…

※ネタバレ注意 「キャラクター設定 長谷川ちせ（はせがわ　ちせ）　美風町（みかぜまち）少年少女バレエ団に所属する小学六年生。プロのバレリーナになることを夢見ている タツヤ　ちせ…

昭和の昔、瀬戸内の島々に住んでいる人たちに図書や映画を紹介するために島の港をを巡る移動文化船がありました、島の歴史、料理、島民の人情、戦争の傷跡、は文化船の船長はその島に住む自分…

　二十三年前に父が犯した殺人を、俺は悪夢の中でくりかえす。ミスを正し、トリックを弄し、完璧に証拠を隠滅した。それでも探偵に見抜かれてしまう。犯行を隠し通す手段はあるのか。あの日、…

時は昭和初期。帝都、石墻女学院。 乙女たちが集う学院の名物は、歌唱団〈金糸雀倶楽部〉。 宝石に因んだ称号と寮を与えられ、華やかな共同生活を送っている。 演芸場、式典、ラジオ。彼…

生きた人間はしばしば既に死んでいる。 ぼくらは３発目の新型爆弾で死んだ幽霊から生まれた幽霊で、此処は生まれながらに葬られている半死人たちの世界――もうひとつの〈東京〉だ。 この…

電話といえば黒電話。 カステラ一番、電話は二番。 かつて電話番号は一桁だった時代がある。 郵便屋さん、ご苦労さん。 戦後の高度経済成長期、25グラム以下の封書は切手代二十円で配…

その男の目を見て、一度どこかで会っていると美咲は思った。

人口が最も多い街――東京。 その中でも若者の街と言われる渋谷にて、そのお店はヒッソリと建っている。そのお店の目印は、昭和レトロ風な木製の看板だ。 そして、その看板にはこう書かれて…

「画餅」　　内容要約文 富士子の父親正直は、田中角栄の人心掌握の上手さに惹かれ、その生き様を手本に、政治家を志し、その足掛かりとして、自らも破竹の勢いで多くの事業を興した。そして…

昭和四十三年。中学生になった萱島透子は、登校中の踏切で不思議な少女と出会った。

昭和初期の帝都・東京。作家・大久保は逝去した恩師の全集を編むために、未亡人・妙子の元に通う事となる。同時に、彼の周囲では奇妙な怪異が相次ぐようになった。 大久保純：酒浸りの作家…