「巫子」を含む小説

　豊葦原中国を統べる狼の皇子である青星は、七歳になり、真神の社を訪れる。そこでは、先祖の姿に化身できない代わりに、神々の声を聴く巫子が仕えていた。 　初めての都の外に、好奇心を抑…

赤い髪と色違いの目を持つリリスは「赤い髪の子供は殺せ」という王家の掟から、世継ぎの王子として生まれながら、風の精霊女王セフィーリアに使用人として引き取られ、教えを受けて魔導師とし…

魑魅魍魎が跋扈する大正時代。 神々の血を継ぐ八十神家、神々に仕える巫覡の者・神森家は、夜な夜な戦いを繰り広げている。 十八歳の藤村咲耶は、両親の希望で家事手伝いをしながら日々を過…

【あらすじ】 過剰睡眠と虚弱体質に苦しみ続ける主人公「伊織」は、気丈に振舞ってはいるけれども劣等感の強い高校二年生。口調こそ軽いが、根は優しくてとても真面目な性格。そしていまいち…

それはまだ、この大陸に国など存在しなかった時代のこと。森の部族の巫子であるシルファは、湖畔の部族のセアドと出会う― 起 　湖畔の部族の巫子であるシルファは、森の部族との共同で行…

ここはゲーム『君が世界征服を諦めるまでボクは殴るのをやめないッ！』通称【きみなぐ！】の世界。 　円東寺要はこの世界に飲み込まれ、【魔王】ユビキタスと同化してしまった。シナリオ通…

ネットの求人広告からバイトの面接に行った大学四年生の瀬田直桜は後悔した。これは怪異に関わる仕事だ。そういう類は避けて生きてきたのに。直桜は体内に神を宿し神力を操る「惟神」だ。その…

間の子――よそ者と蔑まれ、故郷を追われたレティスは亡き母の縁者を頼りに雪に閉ざされつつあるノルテイスラを訪れる。 そこは故郷よりもよそ者に厳しい土地。おまけに神殿で巫子を怒らせて…

　人は、負の感情が過ぎれば鬼に堕ちる。 　鬼を退治し供養すること。それが巫女である私たちの仕事。 　巫女として適正のあるものだけが通える学校、浅茅ヶ原女学校。それが私の住んで…

あらすじ（注意…ネタバレ含みます） とある森の中の村は男だけの村。 古来から森の奥にある鬼神神社に20年に一度人身御供としてオメガの子が捧げられていた。 それが自分だと気づかず…

「賢いヒロイン」中編コンテスト中編コンテスト開催結果 応募総数：1140作品 中間選考通過：284作品 最終選考対象作品：24作品　←今作はここに入りました！ 優秀賞：2作品 …

『夜影』ーーそれは古来日本から存在している謎の集団。人ならざる力を操る者を『巫子代』と呼び、相反する存在、『温羅』と戦ってきた。その存在や起源は吉備の国にあると言われているが、そ…

高天ヶ原が地上に落ち、神が人と共に生きる世界。 大神アマテラスは、自らの依代たる《巫子》の候補者として、四人の衛士を選定した。 葦月篝（あしづき　かがり）。近衛一成（このえ…

登録者100万人の人気VTuberの中の人、 黒髪ロングの清楚系、知性があり気遣いも完璧、 スタイル抜群で家事もプロ級の大和撫子、 神野巫子には好きな人がいた。 デビュー初日…

草食信仰森小説大賞、参加作品「白銀の巫子」のあとがきのようなもの。

月の男神の印を受けた、ある巫子の一生。 草食信仰森小説大賞(テーマ：信仰)参加作品。

　道長は遠賀の国境近くを視察していた。国の境に沿って山道を三日間馬で歩き、四日目の今日も陽は傾いて、そろそろ空が橙色に変わり始めた。 「政次、何だ？あれは。」道長が何かを見付けた…

時は二〇一八年。日本アルプスの麓、山間部にある人口二千五百人ほどの村落である多々里村で、紛争が起きていた。八重葉ダム建設計画によって存亡の危機に立たされていた多々里村の住人たちは…