「夏 ホラー」を含む小説

２００５年　平成１７年。ある夏祭りの日。小さなボロいお社でお参りをした時、彼女は名前を失った。■■■■。彼女の名前は己の口からも、他者の口からも自分の名前は聞こえなかった。やがて…

乗り遅れた感はあるが……祠を壊した所から始まる話を書いてみたかったんだ…… 性別不詳の人が出てくる話もな…… ━登場人物━ ＊神木 実夏 　主人公。逆から読んでもカミキミカ…

深川我無さま自主企画『第三回【霊夏にしやしゃんせ】2024』参加作品です。

その下で告白すれば必ずその恋は成功すると言われる松があった 彼はその下で最悪の告白をする ――振り向いて貰えることが、良いことだとは限らない

小学校五年生の夏、幼なじみの大吉 桐子は、もういじめられていなかった。 ある日、人が変わったような形相でいじめグループの親玉——唐須 葉子——に掴みかかり、指の股に挟んでいた二枚…

――1999年・アメリカ―― とある田舎の老人会で企画されたサマーキャンプ。集まったのは、ホラー映画好きの老人達。 舞台は美しい湖を湛えた山奥のコテージ。 ※この小説は202…

テレビ局の女性ディレクター加賀美は、夏の特番に向けてある企画を提案していた。 それは完全な百物語を現代に再現するという壮大なものであった。 日時、場所、怪談、出演者……様々な課題…

サーカステントじみた屋台。切り盛りするは、人形めいた美貌の店主。 『それ』をすくったら、もう日常へは帰れない――――！？ ◇ 神出鬼没のおかしな屋台。人魚すくいを知ってるかい…

大学生の四人の一人の家でお泊まりを最中、一人の女の子が怖い話をしようと提案をしてきた。

中学生の修（おさむ）は〝この世ならざる者達〟の姿を視たり、声を聴いたりすることができる。 ある日、修は轢かれた猫の死骸を見つける。死骸に頼まれ、その体を異界の土に埋めてやることに…

　東京──巨大都市の喧騒の裏に潜む、目に見えない「魑魅魍魎」が蠢く世界。妖怪、怨霊、そして異星からの存在までもが、現代の街並みにその影を落とす。奇妙な事件が相次ぐ中、それらの怪異…

淡々と語られる100文字の恐怖。サッと読め、サーッと血の気が引いていく恐怖に果たしてあなたは耐えられるだろうか。

　夢も希望もない1匹狼の大学生、天池達海（あまち　たつみ）はある夏の日にトラックに轢かれてしまう。病院に搬送されたものの大きな外傷もなく、すぐに退院することになる。しかし、日常に…

卯月　陽太には、とある衝動が湧き立つことがあった。そんなある日バイト先で初恋の女子を再会し、彼女からなんと夏祭りに誘われる。祭り当日、『陽太』はそこで思いがけず自分の過去と向き合…

私が子供の頃に見た吸血鬼。美しい顔に黒い髪。黒い服に身を包み、血まみれの顔で私を手招くの。 ※ホラー作品ではありません。

1人の男子高校生の死を起点に、いろんな子たちが怪奇体験をしたり嫌な死に方をしてったりする記録風ホラー小説です！男同士のでっかい愛とか執着みたいなのを描きたいな、と思っているので、…

夏休みのある日。中学２年生の麻琴は、同級生たちと一緒に新しく出来た奇妙な遊園地のプレオープンへと訪れる。そこで待ち構えていたのは、数々のアトラクションや陽気なマスコットキャラクタ…

人とはそれぞれに怪談を幾つか持っているもので御座いますが、私はそんな話を求め、知人の元を廻っている酔狂なる者です。 それもこれも、かくいう私自身が『黄泉から舞い戻った者』に魅せ…

“町外れの山奥に、幽霊が営む温泉宿がある” “わたし”はそんな噂を聞いてその宿に行きました。 『夜な夜な何者かの話し声や叫び声が聞こえる』 『この世に未練を残した少女が寂しさ…

花園高等学校で夏休みに集まって怪談話をすることになった。ふとした肝試し感覚で生徒達が怪談話をし始める。少しずつ身の回りに怪奇現象が起こるも、最後の一人が話すまでは終われない。帰れ…