「全盲」を含む小説

ある日、目が覚めても、目が見えなかった。 そのうえ、男だったのに女になっている。 困惑する主人公だったが、クラリッサと名乗るメイドに、自分はリア＝ハウンゼンという名であることを告…

【カクヨムコン９特別賞（エンタメ総合）受賞しました。ありがとうございました！】 　一九九二年八月、九歳の少年トビーはフロリダでハリケーンに遭い視力を失った。両親は変わらぬ愛を持…

いつもの電車。向い合せになっている僕たちは、どこにでもいる高校生になるはず、だったのに。 全盲の男の子と、ヤングケアラーの女の子。それぞれに罪の意識を背負ったふたりの出会いから物…

挫折と再起 ピアニストの「私」は、フランスでの大きな失敗を経て自分の音楽を見失っていた。 帰国し音楽から離れた生活をしていたある日、全盲の少女と出会う——。

先天性全盲という、生まれつき光を持たない目を持った主人公。彼は目が見えないなりに自分の夢を追いかけ、幼馴染と一緒に順風満帆な大学生活を送っていた。するとある日、とある転期が彼にや…

⚫️KAC2024参加作品⚫️KAC20247「色」2作目⚫️「川の色は、"ふつう"は青だって言われたんだ。」アラタはそう言った。色弱について調べるうちに、ハルは点字に興味を持つ…

・若阿琉：♀主人公。若阿夢の母。79にして人気塾講師だったが… ・若阿夢：♀ストーリーテラー、兼、環境改善にひた走る人 ・若阿吾：♂回想で出てくる夢の父。琉の夫。既に他界して…

　色って、何？ 　わからない。 　けれどきっと、これは桃色の恋。

妻の不倫を疑った幸路は、家を飛び出してタクシーの運転手としての新しい路を歩む。その間に、全盲の双子の姉妹、一人ずつと時間を隔てて出会い、幸福な将来を夢見る。しかし、度重なる苦難に…

王都を遠く離れた辺境。険しい山々と大河と海に囲まれたそこには、不似合いな規模の砦がある。 サルマーク騎士団の本拠地エンリカ砦。 砦の住人は、とても騎士とは思えない人々で、生活もな…

中学校の３年生頃、相手の不注意により事故で大きな怪我はなかったが脳に損傷を負った。事故の後遺症として全盲になっていまい、普通高校に通う予定だった未来も途絶え、周囲も憐れみの目で見…

生まれつき全盲のひかりは心理カウンセラーである恋人のすすめで視力回復手術を受けることになる。目が見えるようになったひかりを待っていたのは……。

ただなんとなく今がそれなりに楽しければいい。将来の事なんてわからない。 本音を言った事もない。でもそれはどこにでもある『普通』に違いない。 井坂カエデはそう自分に言い聞かせていた…

　東日本大地震。全盲の千佳の母親は津波に被災し行方不明になっていた。被災地を訪れた記者の天城は、千佳の母親の遺体を確認する手助けをするが、千佳から母は津波に流される前に、何者かに…

藤田は普段から上司の叱責に耐えながら、定時から業務を開始する典型的な社畜だった。ところが、労基から休めと言われて休んだところ入院する羽目になる。頭がおかしくなった藤田は不審者ムー…

　負の感情から生まれる人類の敵『亜人』。そして亜人と戦う剣士が存在する近代世界にて。 　望月秀蔵は生まれながらにして全盲を患っていた。人の感覚の大半を占める視覚を持たない秀蔵は子…

睦美は苛立っていた コロナに物価高 安定しない収入 そんな殺伐とした毎日でも睦美は全盲の兄、弘道と可愛い一人息子、佑真と互いを思いやり助け合いながら生活している

寒々しい秋曇の日。18歳の少女は、全盲の少女と共に海へと向かう。 焼きついた過去の記憶を追想しながら、二人は思い出を葬る。

ある理由により会社を辞めた小野秋生は、現在就職活動中。ある日、面接官に門前払いされた秋生は、帰途で美しくも不気味な男と出会う。 土砂降りの中、男と傘をともにすることになった秋生。…

今年のKACラストの「ぽかぽかにゃあの奇跡」は日記めいた今作で終わります。今まで読書ありがとうございました。 ※ドライアイスは危険なので、犯人は鑑別所に行ってください。