「不思議なお店」を含む小説

　誰が呼んだか暇堂。 『悩みは万（よろず）引受けます』 　そんな貼り紙と口コミだけで、案外と人はここを訪れる。 　都会のはしっこの吹きだまり。雑居ビルの一室で、今日も静かに時間を…

「いらっしゃい」 無骨な店主が、無愛想に迎えてくれる喫茶店、それが『鳩小屋』だ。 小さな店だが、なぜか人が絶えず、入れ替わり訪れる、不思議なお店。 そんな喫茶『鳩小屋』から…

不老不死が叶って三百年以上も生きているアレクとジェルの兄弟。 たとえ偉い神様相手でも物怖じしない、勇敢で自由奔放な兄。 世間知らずでちょっと知識の偏りがあるけど、あらゆる魔術と錬…

　探し物や道案内、お掃除から恋のお悩みまで。 　人に言えないあなたの悩み、幅広く対応致します。 　お困りならどうぞお気軽に。 　ようこそ、メイル探偵事務所へ。 　冒険者をや…

雨降る塾の帰り道。小学5年生の僕、水上優斗（みずがみゆうと）は、魔法使いのような女の子、藤咲真歩（ふじさきまほ）に出会う。 真歩がお店番をしていたのは「ハンドメイドショップ　ウィ…

亢竜有悔という言葉が刺さったので話を作りました。

淡海賢護……男子高校生。この物語の主人公。 笹川瑠璃……女子高生。夢幻堂の店員。 透瀬水無美……夢幻堂店主。見た目十五、六の少女。 黄泉路芽生……女子高生。淡海賢護のクラス…

　地方都市の片隅に佇む喫茶店【霊喫珈琲】 　地元の人でさえ中々寄り付かないのに営業している不思議なお店。 　万年赤字を生み出している店主の三珠零士にはとある特技があった。 　…

私こと実崎鈴は雑貨店・瑠璃屋でアルバイトをしている。 ここは井の足公園にある秘密の小路を抜けた先にある不思議なお店。店長はなんと人語を話し、立って歩く猫。 鈴と店長が織りなす、ち…

王都の外れにできた不思議なお店は、オネエな魔王の隠れ家カフェでした。 珍しいお茶と抜群のスウィーツ、そして落ち着いた雰囲気で楽しむ静かな時間は王国民に少しずつ静かな評判を広げてゆ…

【加筆・修正・再編集版の連載を別小説にて開始しました。今後はそちらにてお付き合いをよろしくお願いします。】 2018/11/1 【電撃《新文芸》スタートアップコンテスト】最終選…

大神愛音は、おまじないの品々を取り扱う不思議なお店の店主。 甘粕鼎は愛音と知り合い、心酔を覚えた従業員。 二人は不思議な商品を取り扱ったり、売りつけたりするのが仕事。 お店を訪れ…

　中央アジアのはずれにある百貨店『樓蘭百貨大樓』。望みのものは何でもそろうという噂の店。そこに、英国の大富豪で十五歳にして博士号を持つ少女、ビクトリア・バッキンガムがやって来る。…

ＫＡＣ２０２４参加作 テーマ「箱」 誰もが訪れることができるわではない不思議なお店。 そこの主はマダム・エクラン。 少しミステリアスな雰囲気の女性です。 相棒は黒猫のノッツェ。…

　友人と喧嘩をした杏奈は、泣きながらの帰宅途中で不思議なお店を見つけ、吸い込まれるように近づく。 　出会ったそのお店は、なんだか怪しげな雰囲気だけれどとても綺麗で、店主に誘われる…

友だちとけんかした帰り道、知らないお店にたどりついた僕。 「時計屋」と看板があるのに、ショーウインドーの時計はとまっているし、変な張り紙もある……。 一体、どういうこと？　 童…

中学一年生になり、初めて一人で電車に乗った奏はうっかり寝てしまい、最寄りの駅を乗り過ごしてしまう。仕方がなく、知らない街で電車から一度降りることに。その街はとても変わっていた。 …

※短編賞用に短くしたものです 日本情緒溢れる観光地、神織市には《逢わせの神様》の言い伝えがあります。 曰く、この町のどこかには《逢わせの神様》がやっているお店がある。 曰く、…

『三日月堂』。 それは古くからこの街にある、不思議なお店。 そんなお店に足を踏み入れる私。 興味があったから。 ただ、それだけだった筈なのに。 こんなの、おかしいじゃない。 誰か…

日本情緒溢れる観光地、神織市には《逢わせの神様》の言い伝えがあります。 曰く、この町のどこかには《逢わせの神様》がやっているお店がある。 曰く、そのお店に立ち寄れるのは何らか…