「ゴシック カクヨムオンリー」を含む小説

ミステリとは筆者と知恵比べをする小説で、 皆さんの国語力を試すテキストたるべきで、 ひとつの言葉選びやフレーズに注目したり、 音読してリズムを確かめつつ読み進めたり、 ナラティブ…

──愛せないなら、なぜ作った。 あるとき、始まりの怪物は創造主へと尋ねたという。 その重く短い問いになんと答えるべきなのだろうか？ なんと答えればその怪物は納得したのだろう？…

風凪の街、ヴィエトル。海沿いの穏やかな街で、1人の殺人鬼が世間を騒がせていた。 その殺人鬼は、犯行現場に血の華を描く。猟奇的な、しかし美しい華の殺人鬼を、人々はこう呼んだ。 …

　昭和初期のある日、骨董好きの軍人の男の元を訪れた妙齢の女骨董商。 　彼女が持ち掛けたのは第六感――「千里眼」を授けるという伝説のある、一振りの小太刀。 　軍人の男はその小太刀に…

男は美しい妻と暮らしていた。 子はいないけれど、それでも幸せだった。 西瓜が育った夏が来るまでは。

これはありふれた記録《リプレイ》。 雪の降る街。 レネゲイドを巡る暗闘の中。 ＦＨマーセナリーの少女と、壊れた探偵が出逢う話。

女子高を抜け出し足繁く通うのは市営の図書館。そこにはゴシック＆ロリータがいた。 彼女がどうやら『ガチ』な小説家先生だと知ったのはしばらく経ってからだ。ここの司書が色紙にサインを貰…

旧市街に建つ白亜の美しい火葬場でオーナーの秘書兼専属料理人として働くルゥ。 近ごろ、オーナーに新しい恋人ができたらしい。しかものろけまくりのベタ惚れだ。 しかし直後から、オーナー…

【第９回角川文庫キャラクター小説大賞　最終選考作品】 人よりも高い知能と技術を持つ魔物と、病により50年ほどしか生きられない人間が共存する世界。 貧民街の旧市街に、住民の心に灯…

中央新聞社、フェイカード編集者より 記憶のないあなたにお知らせ 「閉鎖されたロンドン」には四つの生きる場所があるから選択しよう セントラルタワーマンズ　　　　 この街は自家…

＊最初にお読み下さい(4/11改編) 私には幼馴染の恋人が居る。ある日、彼は行方知れずになった。二年後、彼に似た人が現れて┈┈┈沙那 彼は心を壊された。最愛の母の死をキッカ…

未来に王国を救うことになるヴィトセルク王の青春時代。 世界は白い降灰により薄闇に包まれていた。 フレーヴァング城から遠い地方の村で、王子の従者アスートの婚約者が行方不明になった…

仕事がうまくいかなくて疲れ切った男が、迷い込んだ不思議な館で饗された料理は、衝撃的なものだった。 第３話に、軽いグロテスクな描写がありますので、苦手な方はご注意ください。 ※料理…

ぼくのともだちのたぬきくんとのおはなしです。ともだちとおいしいものをたべるじかんって…とってもすてきだとおもうんだぁ。 ゴシック体の方が読みやすいかと思います。 背景は生成りが…

『✕』１ 『✕』印は、コンテストに落選した作品の刻印です 旧友のダン・ウィッチ卿から、怪奇小説家のわたしのところに郵送されてきた手紙には。異界に存在する禁句な者を語る。おぞま…

　■■　あらすじ　■■ 　東京都は新宿区の神楽坂―― 　お洒落で、どこかフランスに雰囲気が似ているとか似ていないとか言われる坂の街。 　そのメインストリートを脇に入った横丁に…

地上全てが灰と化した世界。 生物は淘汰され、残されたわずかな生物は地下で細々と無意味に生存を続けている。 地上に生きるは二種類のみ。 様々な形態を持つ無機物生命体『灰物（かいぶつ…

あまり野球に詳しくない人向けの解説……のつもり。 ※図が見にくい時は、ゴシック／横組み／横長画面（スマホなら横向き）で見てください。 ※解説のリクエストなどは受け付けておりませ…

菜乃花　美咲《ナノハナ　ミサキ》。 記憶を失った十七歳の彼女は、怪しげな夜の森で目を覚ます。 そこで待ち受けていたのは常識を超えた魔法、魔獣化した動物たち、命を脅かす残酷なサバイ…