「オスマン帝国」を含む小説

【第8回ネット小説大賞1次通過】 斎藤大納言正義は、史実で自身を暗殺した久々利悪五郎を討ち果たす。 史実を変えることが叶ったのも、斎藤正義は21世紀から逆行転生してからであった…

聖ヨハネ騎士団の騎士として強大なオスマン帝国と戦ったジョバンニ・ロルテスは不思議な運命に導かれて戦国乱世の日本で天命の主君に出会い、サムライとして生まれ変わる。 蒲生家に仕える赤…

フランス革命前の事　占い師は二人の従妹同士の少女達を見て言った。 「二人とも皇妃になる」・一人はナポレオン・ボナパルト皇帝の皇妃ジョゼフィーヌ ・もう一人はオスマン帝国の皇帝、…

彼は桃《シェフターリ》のことが好きだった。 たとえ彼が皇帝の血を引く皇子のひとりでも、宮殿にいる女奴隷の数がいかに多くとも、彼女ほどに「何でも」してくれる者はいないから。 皇子…

世紀末のパリ　それに北アフリカの大地 そこで起こる青いサファイア「アフリカの星」を巡る事件とは？ ※大正ロマンシズム外伝 ※フランスを舞台にしたお話は他にもありますが　 二人…

　1683年、城塞都市ウィーンはオスマン帝国の大軍に包囲されていた。 　第二次ウィーン包囲である。 　戦況厳しいウィーンからは皇帝も逃げ出し、市壁の中には守備隊の兵士と市民軍、…

優奈は同級生、祐樹の奴隷だった。それほど彼を愛していた。 彼の愛を１００％受け入れるために、避妊具を手に入れようと思う。けれどそれを買うのは、とても恥ずかしいことだった。恥ずか…

　宮殿の後宮《ハレム》の一角に、皇帝《スルタン》になれない皇子たちを幽閉する《鳥籠《カフェス》》がある。出られるのは帝位に就く時か死んだ時だけの実質的な牢獄の中、心身を病んで斃れ…

私は王が若りし頃、『黄金の鳥籠』に侍っていた。無能な王、だが王は三日月の夕刻に海峡へ薔薇を投げる。 ［参考］ 『千夜一夜物語』説話集 『ルバイヤート』オマル・ハイヤーム著、小川…

ハリトはトプカプ宮殿の厨房係。ドルマ（※真ん中をくり抜いた茄子に米を詰めた地中海料理）を作る職人だ。この道十数年のプロフェッショナルとして誇りをもって料理をしていた。 ある日そこ…

ハトゥン、と私は銀の皿を掲げもって言った。 コンスタンティノポリスが堕ちたということです。 ＊物語はフィクションです。効果についてもフィクションですが、食用の際にはご注意下さ…

1506年3月07日。 「ペトレウス総長！戦争です！！」 つんざくような叫び声をあげて、執務長室にノックもせずに押し入ってきた従者の男が息を切らせながら入って来た。 第7代…

■あらすじ 　僕は旅に出た。もう何年も前に家を出て行ったきり戻ってこない、父を探しに。その後を追って、僕たちはサルデーニャ島のサッサリまでやってきた。しかし父の行方を知っているジ…

　中世ヨーロッパのゲームをしていた主人公は、ゲームと同時代に逆行転生してしまう。 　転生したのは、ニュルンベルク城伯フリードリヒ5世の次男であるフリードリヒであった。 　このフリ…

2025年、大国間の抗争、民族間の抗争、資源をめぐる抗争が複雑に絡み合いシリアを始めとした中東では紛争が続き、干渉するのみであった大国同士でも戦闘が始まっていた。そんな中「大衆戦…

9世紀初頭、アッパース朝のマムルーク（軍人奴隷）は、自身が他国から購入された奴隷兵であるという自覚がなく、オスマン帝国軍と戦い続け社会的な評価を高めていったといわれています。本稿…

同一世界観の短編を書き連ねます。舞台はオスマン帝国+天体+西洋。完全なる趣味です。

兄弟殺しの掟。 皇帝になれなかった王子は、処刑されなければならない。 オスマン帝国においてこのようなものが慣習化して、約半世紀。 スレイマン大帝の５男として生まれ、６人兄弟の…

自主企画「純文学とライトノベルの違い」について、オスマン帝国ものライトノベル『県知事様はライトノベルを書きたい』の登場人物の少年たちにディスカッションをしてもらいました。このテー…

男色が「ありふれた悪徳」であった16世紀オスマン帝国。 「ごく普通の放蕩」の中に生きる美貌の小姓が心惹かれた相手は、イスラーム法学者を目指す、生真面目な少年だった。 一応、他…