「それを、見るな」を含む小説

大学の研究室を後にした籾山潤は、道路にて大きな光と衝撃に巻き込まれた。 目を覚ますととある部屋の一室に立っていた。その部屋で一冊の手記を見つける。その手記には、怖い魔法のことが書…

「さやわか式☆ベストハンドレッド」というイベントがあります。 　こちらは「尋常ならざる広さと深さであらゆるコンテンツを網羅し、余人の追随を許さないさやわか氏が、1年間を通して目…

白い色鉛筆に価値なんてあるんだろうか。 周囲に求められる人物像を演じている私は、それを見るたびに思ってしまう。

KAC第7回お題「色」参加作品。 　押入れを漁っていると、それが出てきた。 　それは見るからにダサくて安っぽい黒縁眼鏡で、なんでこんなものが押入れにあるのかと混乱する。

「平和な世界が見たいなぁ……」 そんなことを今際の際で思っていた『魔王』アリュシーザは、それを見ることなく命を落とす。 そして次に目覚めた時、彼女は千年後の平和な世界に転生し…

　県立塩帯（しおび）高校。その屋上にて一組の男女が向かいあっていた。 　一人はもっさり髪と長い前髪、眼鏡をかけた外見の男子。 　一人は猫科動物を思わせる、可愛らしい外見の小柄…

此世には人には見えない者が存在する。ごく稀にそれを知覚出来る人間もいるが、殆どの人間はそれを見ることが出来ないといっても過言ではない。 その存在を知覚出来る人間はその存在を幽霊…

日本のどこかの森から始まり、祈りをしている動物たち。 祈りをしていると、天照大神様が降臨される。 モグラは顔を出してそれを見るも、眩しくて穴の中へ戻ってしまう。 どうせ自分はと。…

　陽キャグループの標的にされた少女を庇った真面目な少女は、いじめの標的になってしまう。 　それを見る主人公は、どこまでも傍観者だった。

今日もPCやスマホのカメラから全世界にむけて発信する配信者と、それを見るリスナーたちの思い出のお話。 時に楽しく、時に切ない群像劇を描きます。

行方知れずになった月世界に伝わる秘宝中の秘宝。《月の欠片》 見つけてきたという代々王国に使える名家生まれの守護者。 だが、女王はそれを見ると激怒し、守護者に処分を言い渡す。 守護…

一話完結。連作短編。器を失った人と、それを見ることができる者とが出会う話。

貴族の娘ジェニファーは鬱屈した思いを抱えていた。戦争を繰り返す祖国の平民たちは苦しみにあえいでいて、それを見るだけの自分に嫌気がさしてた。そして信頼し重いの通じ合っていたはずの幼…

　野球、サッカー、バスケ、卓球、水泳……古今東西ありとあらゆるスポーツがある中、『最強』たるスポーツを決めるべく、彼等はリングへと立つこととなった！ 　殴るもよし！　蹴るもよ…

音無家の末っ子、真陽。 3人兄妹の中で唯一、元気に生まれた彼女には、自閉症という障がい持ちの兄である、旭と悠也がいる。真陽自身も、精神病を患っている。 　彼女は、わりと日常で兄…

「愛し、むつみ合い、この地を二人の子で埋め尽くし…………やがては二人でこの星を喰らい尽くそう」 　語る未来が愛おしいようにそう少女は口にする。 「ほんのささやかな望みじゃろう…

普通の人には見えない存在ーー精霊ーー それを見ることができる者を祈祷師と呼ぶ。祈祷師は、迫り来る自然災害などから世界を守るため日々戦っていた。 幼い頃から精霊を見ることができた…

　時は新暦８０６年。 　人類の住処が地球外へも広がり、火星、木星、金星……様々な惑星が地球人の新たな居住地となっていた。 　人々は平和を享受していたが、やがてその平和も終わりをつ…

悪意をモチーフにした小説シリーズ第1弾です。 ＿＿＿ 主人公は静見優、大人しく優しい中学二年生。彼女のクラスではいじめがあり、それを見る度彼女の中に黒い気持ちが溜まっていく。過去…

　ぼくときみと二人分のサンドイッチを作るのが、ぼくの毎朝のルーティーン。 　牛乳と、ハムサンドと、きみ。ぼくの平和な朝の景色。ぼくがそれを見るのが好きか、というと、好きとか嫌いと…