「見えないよ」を含む小説

本音と建て前を使い分ける日本人。 最近は建前ばかりで本音が見えません。 そこで、日頃抱きつつ押し殺している本音を罵詈雑言ならぬバリ正論でまとめてみます。

　妖を祓う力はあるのに、見えない・金ないボクの飼い主が始めたお化け退治系の心霊配信。 　そんなモノに需要があるわけもなく、再生回数も視聴者も皆無だった。 　そんな中、秘策とばか…

この作品は筆者の短編集「おかしな収束」から抜粋し加筆修正したお話です。 ※この作品は全てフィクションです。作中に登場する人物・団体・名称等も作中で発生する出来事も、全て作者の想…

文化庁の宗務課の『特別異形管理室』の唯一の職員、天音満瑠は御霊と呼ばれる神々を見ること、そしてその意思を感じることが出来た。その能力を活かし、様々な部分で小さな事件を解決するのだ…

夕日に染まる病室の中、無数の魚を目にする。 横たわる人を取り囲むような光景は子供ながらにも異様だと分かった。 立ちすくむ自分に触れてはいけないよと祖母は言った。 そ…

見渡せば草木しか見えぬような奥深い森を、すさまじいスピードでかきわけ、駆けてゆく影がある。 その微小な気配を察した魔獣の咆哮が、静寂を裂いた。 役立たずの一発芸とバカにされて…

こどもの頃、お気に入りの本を何度も何度も読み返すのが好きでした。 寄せては返す波の様に思い出しては想像して脳内で何度も咀嚼し、味わい続けたように思います。 そんな私が新しく出会…

何となくの理由で図書委員を選んだ、井之上大翔。同じ委員の浅倉葉子と一緒に当番をしていた。 夏の暑い日だというのに、涼しげに読書をしている浅倉。その手元はホラーのジャンルだった。…

研究者のリチャードは、透明人間になる薬をとうとう発明する。 恋人のハンナにそれを伝えに行くと、リチャードの助手のジョーダンといるところを偶然目撃してしまう。 怒り狂ったリチャード…

私は幼少から私は人が触れる物事の先が見えた。 そんな私が出会ったのはチェス。 チェスでは無敗だった。 あの人が来るまでは……。 静かな時間の中で、彼女が待つのは？ 4,000…

負けヒロイン――主人公に片思いを抱きながらも、選ばれなかった女の子――と、その子が好きな男の子。 中学から高校まで長きに渡った“あの人”の恋人になる為の戦いもほぼ終わりが見えた頃…

こういう店って、本当にあるのかな？「変わっている店」は「残念な店」？その店で働く人だけが知っている、「見える人」「見えない人」ミステリー…

今日も殺人は行われている。 私の見えない所で、私の知らない所で。 そう思っていたのに……。

花浅葱（はなあさぎ）は、少し緑がかった鮮やかな青色。 人には、生まれつき胸のところに穴がある。男には不思議とそれが見えた。なぜかはわからない。 幸福に満たされれば、その穴は花…

交通事故にあったマコトは、気が付くと異世界で幽霊になっていた。 宛もなく彷徨っていたところ、引き寄せられるように一人の少女に取り憑いてしまう。 王太子の婚約者として選ばれた公爵…

いきなり日常が、ゾンビ化しちゃった！？ ケンカ別れをした親友に会うために、俺は危険な街中に……！ あれ？ ゾンビ、俺のこと見えてなくね？？ ってことは、俺。 最強じゃね？？ 突如…

高校生の美夜が恋する男の子は、一見完璧なイケメン同級生の江住くん。 その正体は映画マニア……いや、映画館グルメマニア！ 二人の映画館デートはとても順調に見えて、でも何かがおかしい。

私はホラーを書けないので、どなたかのアイデアの種になれば幸いです。 私が実際に体験した心霊現象を載せるだけです。リアルなのでオチも何もありません。 「またまたー見間違いでしょー」…

2048年、日本。陰陽師と言われる者達によって日本国民は妖魔と言われる怪物から守られていた。 　その日本にて『堺黎明』と言う少年は陰陽師としての才能を持っておらず、普通の学生と…

夏の光が街を貫くなか、冷涼に保たれた自分の部屋で、咲羅は祖父から送られて来たラベンダーを袋に詰め替える。椅子や床に座り、その匂いに包まれながら、咲羅は人魚や妖精や花々に出逢う。よ…