「見えないよ」を含む小説

紗夜にしか見えない「十字路の女」。彼女はやがて紗夜の気持ちを忖度するようになり…… ※以前、公開していた同タイトルの改訂版です。 ※以前、公開していたverは非公開にしています。

「師匠、人は死んだら、どこに行くの？」 「うーん……『お星様になるんだよ』っていうのが、昔々からの定番かしらね」 「星って、この空いっぱいの星？」 「そう。だからいつでも一緒…

動画投稿サイトYoTubeで『幻の歌姫』リリーと呼ばれる配信者が注目を浴びている。 彼女の存在はSNSの口コミから、あっという間に広まり、時の人となった。 オリジナルの歌を歌い、…

その化け物は、脳の中にいる。 厳格な教師や温和な保育士が突発的な殺人未遂を犯し、過去に罪を犯した老人は自らの身体を削って命を絶つ。 異様な事件の数々の裏には、病に侵食された者に…

とある日のコンサートの感想 時間は有限、人の繋がりは奇跡 だけど、人は往々にして、忘れがち 目に見えているものは、本当に正しいですか？ 知っていることは、本当に「真実」で…

ある日の夜、浴室で頭を洗っていた私は何かの気配を感じた。その直後に見えたのは、尻尾のない白い狐の姿だった。 片田舎とはいえ、住宅街に狐はいない。ましてや、屋内で出会うはずもなかっ…

人間にしか見えないロボットとの日常

彼女の死後から1年経ったある日。その遺品であるノートパソコンに、忘れることの無い声が生まれる。 『過去から貴方を救いに来ました。』 そう語る無機質な音声が鳴り響き、そこから彼女の…

この世界は意識にして光となる、時代においてさらなる時に見えて無限に呼ばれる世界の真域を見て次なる世界の意思を探す旅に出た。あの世界には、本来の命にして野心と戦いにおいて宇宙に住ま…

歳を重ねる毎に見えている世界が変わってくる おじさんおばさんと呼ばれている年代になり、更に過ぎていく 言われる側になると口では認めても腑に落ちない そんなモヤモヤを抱えた女性が目…

あるマンションのエントランスで一人の男が殺されているのが発見された。第一発見者は、新聞配達の男だったが、防犯カメラの映像から、この男が事件に絡んでいることが判明した。しかも、もう…

　神々のせいで一度滅茶苦茶になった後、剣と魔法の文明が栄えている世界でのお話。 　神々と大喧嘩した末にどこからどう見ても置物にしか見えない鈑金鎧に転生した人間──おきもの。 　ネ…

登場人物：僕、彼女 勇気を振り絞り好きだった彼女に告白した僕。 しかしその時に返事をもらえず考えさせてほしいと言われ二週間が経った。 僕は彼女から連絡がくるのを待ちきれず食事へ…

「この赤い糸、別な人に繋がっているよ」 無邪気だった俺は幼い頃に見えた不思議なものを何も考えずに口にしてしまった。 両親の小指から伸びている赤い糸、それがまさかそれぞれの浮気…

自分の意に反して“奇妙な人”に好かれることに気づいたのは、ある事件に巻き込まれたことがきっかけでした―― これは筆者が実際に体験した実話をもとにした短編連作でございます。 それは…

幼い時から他人には見えないものが見えていた本城史乃は実の親からも忌み嫌われていた。父親と後妻は妹の加代だけをかわいがり、史乃を使用人以下に扱ってた。 加代が華族のパーティーに参加…

無職になったある日お腹を空かせている小さな老人を助けお礼に貰ったお酒を飲んでから今まで見えなかったモノが見え始め おまけに何故かステータスが見えたりレベルアップしたり 無職でも頑…

北の辺境のお屋敷には 風変わりで偏屈で気難しい魔法使いと 白ウサギの執事と 珍しい銀色の髪と妖精や妖霊が見えてしまう空色の瞳をしたアリスという名の笑わないメイドが…

精神障害者である作者の心の叫びです。命の限り生きてきました。 僕は川崎生まれの川崎育ちです。 毎回1話完結のお話を描いている気持ちで作っています。 どこから読んでも良いと思います…

レンガ造りの美しい街で偶然出逢った二人を巡る、ピュアな恋の物語。 この出逢いは偶然か、必然か……？