無職になったおっさんモンスター退治で生活する
プティー
第1話 レベルアップ
急なリストラで無職になった
今夜はやけ酒だと1人家で晩酌をしてたが
途中つまみと酒が無くなりコンビニに買い出しに行った帰り道
道の端に小さな老人が倒れてた
「おい、爺さん大丈夫か?」
そう声をかけると
「腹減った…」と返してくる老人
仕方ないので手に持ってるMチキを渡すと勢いよく食べ始めた
すごい速さで食べ終わった老人は
「助かった若者よ、そうじゃこれをやろう」
そう言ってちゃぽちゃぽと音が鳴る瓢箪を手渡してきた
「別にお礼の為じゃないんだが有り難くいただくけどこれなに?」
「酒じゃ酒」
「じいさんじゃあ自分で飲めば良かったじゃん」
「ワシが飲んでも意味がない、じゃあの」
すーっと煙のようにいなくなる老人
酒飲み過ぎたかな?と思うが手には瓢箪がある
不思議なこともあるなと思いながらも取り敢えず家に帰り
晩酌を続けてるとまた酒が無くなった
「缶チューハイは飲みやすいのがダメだよなぁ」
そんな事を1人で言いながらテーブルの上に置いていた瓢箪を見る
そう言えばこの瓢箪の中身は酒って言ってたよな?
知らない、しかもやけに小さい老人から貰った謎の酒とか危険だよな…
でもまたコンビニまで行くのはだるい
日本酒のような香りで腐ったような匂いもしない
大丈夫だろうと飲んでみた
「うまい!!」
「レベルアップしました」
「ヴァッ!?!?」
俺の声と被せるように聞こえてきた声にビビりながら周りを見るが誰もいない
気のせいか?と思ってるとまた声が聞こえてきた
「レベルアップしたのでステータスを表示します」
そう言って俺の前に半透明のボードが現れた
江浦幸助 41歳
レベル1
肉体8
精神12
霊力2
「な、なんだこりゃぁぁぁぁ」
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