「怪談・ホラー」を含む小説

祖父は鳴り続ける電話をかばんにしまい、翌朝になるまで放っておく。

主人公、永露尚人（えいろ なおと）の進学先『樽宮高校』に、即物的なまでに死を求めるデッドリー怪談が集まる！ その先駆けとも言えるのが入学式の朝の謎の爆裂音……「この中の誰かが死…

加奈はオカルト好きな面と内気な性格が災いし、彼女には学校に居場所がなかった。彼女にとってネットのオカルト掲示板こそが、自分が自分でいられる場所だった。その掲示板である噂が囁かれた…

※この小説にはちょっとだけグロテスクなシーンがあります。 学校内通貨である＜ケジメ＞を製造するための当番に選ばれてしまったアヤノ。 成績優秀者や生活態度の優れたものに与えられる…

冴えない社が入社したのは、超大手不動産会社のことぶき不動産。けれどそれは、社のお祓いの能力に目をつけられてのことだった。 事故物件どころかトンネルの先の怪しい廃村を祓うように指…

　もとは「もう少しだけ」というお題のコンテスト用に書いた短編作品。 　今回もホラー回ですw 　でも、いつもは怪談界のレジェンド、稲川淳二御大の語り口風文体で書くのですが、今回は普…

”このメッセージを見た人は、必ず誰か１人を選んで、このメッセージを転送してください。そうしないとわたしになります” 謎のメッセージは本物の不幸の手紙なのか。それともただの迷信か。

「殺されスミスの恋人って知ってる？ 　この話を聞いたら、十年以内に忘れないといけないの。 　そうでないと――」 身元不明遺体の照会業務に携わる嘱託職員・秋山敦子はある日、…

読み取れたのは、鬼への強い恨みでした。近隣一体を支配している鬼と呼ばれる種族が人間を苛烈に支配していたのです。おじいさんとおばあさんが老老介護寸前の二人暮らしをしていたのも、鬼に…

清掃員よくある職種のひとつ けどそこに[特殊]がつくと・・・ 普段とは違う世界広がる・・・ そして・・・

毎週火曜日・金曜日・日曜日に更新。 田舎町が舞台となった不気味なホラー。 【あらすじ】 四方を山に囲まれた田舎町、月無町。 小さく平凡な町に見えるそこは、幽霊などによる被害が絶…

週末の繫華街。焼肉店で食事を始める会社勤めの3つの影。 彼らは、何気ない会話をしながら美味しいお肉とお酒を楽しんでいた。 よくある町のよくある風景。 でも、前提が違います。

　金が無くては、やがて妻となる彼女との豊かな生活を手に入れることができない。そう、金が無くては―――。しかし、現実は厳しく、働いても働いても、うだつは上がらず、豊かさからは遠のく…

最悪の事態は静かに進行していく。誰もいないオフィス、人気のない街。その原因とは何なのか…

グリム･リーパー周囲からそう呼ばれている大学生海道零時はある事件をきっかけに同じ大学に通う女子生徒大原葵と知り合うことになった。 零時は持ち前の推理力と人には無い特別な特殊能力を…

　大学生である橘伊織（たちばないおり）はある夜唐突に、幽霊や妖怪といった怪異の存在を知る事になる。日常に退屈していた橘は怪異関係の仕事を専門に取り扱う女子高生霊能力者、如月葵（き…

「同題異話・一月号　　年明けこそ鬼笑う」によせて書きました。

某運送会社の配達員の浅水。 彼は、最後の配達先に向かうため夕方の田舎道をトラックで走っていた。 彼は、思い出す。 この辺りで行方不明になった先輩社員がいたことを。 その先輩が行方…

姉は今日もリビングの椅子に座っている。 家族は目を逸らし、それを見て見ぬ振りをする。

貧乏でつらい暮らしを送る小学生の靖子。放課後、居場所のない彼女は似たような境遇の子供たちとピアノを弾く先生のいる音楽室をたまり場にしている。ある日、みんなで怪談話を始めるのだが、…