「魔女の短編」を含む小説

少女リリルは村はずれの小さな家でババアと二人で暮らしていた。だがある日、ババアの《心》が魔女に奪われ、ババアは死の床に倒れてしまう。ババアの命を救うため、リリルは鏡の異世界リヴァ…

ミルフィナ王国の王女ブランシュは、幼い頃から婚約していたノワールと結婚するため、アクトゥール王国に輿入れした。 先王が崩御してノワールが国王となったのだが、アクトゥール王国は真っ…

「世界は呪うか、祝福するしかない場所なのよ」 　と、その人は言った。 　――古い洋館、たった二人の住人、観葉植物であふれた部屋、外界から遮断されたような生活。 　藤谷志仄は、その…

＿＿＿現在からはるか昔に存在したとされる魔女。かつては村を天災から守る人柱、はたまた厄除けの巫女として崇め、そして畏怖の念を送られていた。のちに現在の魔女狩りへと繋がっていく＿＿…

～～～１０００文字以内のショートストーリー～～～　ルルリは５歳の女の子。好奇心旺盛で村の男の子に混じって村の周りを嬉々として探検するような子供だ。村外れの林に住む獣使いの魔女とも…

魔女が死ぬ。 母からのメッセージを受け取った私は急いで実家に戻る。荒れ狂う海がほど近い、かつては白い外壁が眩しかったという家へ。 母が死ぬ前にせめて、私の父はだれなのか、どんな男…

魔法の力が消えかけた時代。 魔女アリシアに憧れを抱く少女リラは、村にやってきた〝人形遣い〟と知り合う。 〝人形遣い〟に魅せられ、恋焦がれる少女たち。 〝人形遣い〟によって正…

母親から虐待を受けていた少年。ある日少年はお姉さんに出会った。 お姉さんはボロボロだったが、少年の腕のあざを見ると「何かあったら来い」と言ってくれたのだ。 その後少年は家から…

いつもの図書館に現れた、もう一つの古い図書館。そこに案内されるのは、切実な願いを持った人だけ。 　好きな人の名前を忘れる魔法を。 　ありったけの勇気が湧いてくるおまじないを。 　…

魔女からも恐れられる【白き火魔女】 そんな彼女が今息絶えようとしている 彼女の口から語られる想いや真実とは

親に捨てられて一人魔獣だらけの森を彷徨っていた少年、レイはとある魔女の気まぐれで拾われて、彼女と共に暮らすことになったのだけれども。 どうしてこの人はこうも鈍感なんでしょうか！？…

暇に明かした魔女たちが、空を飛ぶときに乗る道具について、おしゃべりするだけの短編です。約4000文字。 最初にホウキで空を飛ぼうとした人は、なぜホウキならいけると思ったんでしょ…

「惚れ薬が欲しいんです」 山同然の田舎に住む魔女、小柳パナシィのもとに一人の少女が訪ねてきた。 曰く、誰かを好きになったことがないから恋をしてみたいのだとか。 好奇心ゆえなの…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 中間突破作品です！ （「五月の章」部分のみ） 読みやすく仕上がっています。 最後まで書いたので、読んでくれたら嬉しいな。 ＊ 「おば…

　公務員として2年目になる岬は、新年度が始まって早々、大きなミスをやらかしてしまう。後輩も入って気持ちを新たにしていただけに、酷く落ち込んでしまう。また、その日の夜、サバトと噂さ…

ふたつ前の新月の夜、ジェーンは目覚めた。 目の前にいた男が言うには、ジェーンは古の魔女なのだという──。 ------------------------------ 202…

＃コメディ★★ 　悪魔の主食である子を守るためには、親が四六時中、離さず抱えているしかない……。だが、それがいつもできるとは限らないのだ。 　町長のルゥドは、古い知り合いである…

暗闇の森に封じられた魔女ネリネは、ある日、森に捨てられたアルビノの少年と出会う。美しいものが好きなネリネは、少年を拾い育てることにする。理由はひとつ、「美しく殺してくれ」。

世界一の魔女がおりました。どんな魔法も彼女にとっては簡単で、どんな願いも叶えることができました。 人に崇拝され、何でも手に入った魔女は、果たして幸せだったのでしょうか。 忙しすぎ…