「短編5」を含む小説

プリンが無い！　

雨の日に拾ったラブレター。 扱いに困ったわたしは友人に相談することにした。

女子中学生のフツーの毎日の中でおきた、ほんの数分の出来事。と、その後、数日間のこと。

まあるい月が浮かぶ夜空に、噛み砕いた飴玉の破片をばら撒いた。 キミのため。全部、キミのためだよ。 ▼ 人気モデル・Lunaと、彼女が愛する可愛いお人形のお話。 ※短編『壊…

ひとりの美しい動画配信者が居た。 ある日突然、彼女は変わった。謎のメッセージを残して、その姿を消してしまった。 同時期に活動していた人気動画配信者〝すわん〟は、つぶやき便と呼ば…

小さな喫茶店には、小さな謎が良く似合う。

謎解きと謎が出てくる物語が大好きで、将来の夢は名探偵になること。 そんな中学１年生の女の子――片山帆風（ほのか）は、ある日クラスメイトから謎のメッセージを解読してほしいと頼まれる…

ある冬の日。 間橋 杏香（まばしきょうか）の営む花屋に、中学時代の同級生、倉科 大和（くらしなやまと）がやってきました。 プロポーズの為に花束を用意して欲しいという大和に対し、淡…

いつかその夜空を燃やし尽くすのはルナ、オマエだよ、と。 言ってやるのは止めた。ルナが余りにも不憫だったから。 ▼ 俺と、幼馴染のお話。 ※短編『フラグメント』と繋がってい…

突然の出会いが深閑とした空間が好きな少年の生活を変える。

ある海沿いの街に住む「私」は、そこにあるものがすべて売り物だという小さなお店に行く。そこに飾られていた絵を欲しいと思うも、その絵は売り物ではないという。お店の主人の女の人が描いた…

　私、桐生　風花は同じクラスの佐藤くんが好きだった。勇気を出して告白しようとするが彼から恋愛相談を持ちかけられる。 　彼が好きな人は風花の親友の三条　麗香だった—。 　これは誰…

7月の蒸し暑いある朝、その女の子はコンビニ前で屈んで猫を撫でていた。

死神少女はこう告げた。 『お前は今日、絶対に死ぬ』と。 僕はこう思った。 『この人、滅茶苦茶かわいいな』と。 これは＿＿＿僕と死神の、ほんの数時間の奇異で奇妙で奇怪なデートの一幕…

クラスにうまく馴染めず、少し臆病な女子高生の古野聡美。 そんな彼女の気になるカレは、いつも話しかけてくれる活発な女の子、早坂美咲のカメラロールによく現れる。 週末の写真、遊びに行…

中学一年生の圭（けい）は同じテニス部の先輩である千夏（ちなつ）に恋をする。 綺麗だと、 可愛いと、 素敵だと、 想いを寄せていたけれど――、 彼女には彼氏がいました。

都会に憧れを抱く僕、明智翔太は祖母の駄菓子屋の店番をする退屈な日々を過ごしていた。 そんな僕の前に東京から転校してきた少女、夢森純恋が現れる。 当たり付きの飴玉を一つだけ買った夢…

未完成な三角関係の話です。

ねぇねぇ。貴方。気づいて。 ううん。やっぱり、気づかないで。 これは、私から貴方への手紙です。 そう。貴方を忘れるための。 ※「５分で読書」短編小説コンテスト2022　だれに…

ぼくと木元《きもと》くんと坂神《さかがみ》くんは、仲良《なかよ》し三人組《さんにんぐみ》。 川《かわ》へ遊《あそ》びに行《い》った、あの夏《なつ》の日《ひ》。 そこで手《て》に入…