「いない 短編怪談」を含む小説

2016年頃、別名義で発表した掌編。 小説家になろうでも公開しています。

夢の話です。 小説家になろうとnoteでも公開しています。

緑の目のおばけが灯油を借りに 眠れぬ僕の窓叩く 執筆時期：2015年2月～ 第七十八回 時空モノガタリ文学賞 【 嫉妬 】入賞作 加筆編集あり。 小説家になろうでも公開していま…

祖父母を訪ねて長野県の塩尻市にやってきた僕は、駅を出ると潮風を感じた。 ——海から遠い山の中で、どうして潮の香りがしたんだろう。 首を傾げれば、昔祖母が教えてくれた昔話を思い…

SARF×カクヨム 短編こわ～い話コンテスト

高校一年の夏休み。 毎年恒例のじいちゃん家へ遊びに来た俺。 ばあちゃんの手料理はマジ上手いんだけど、ジャンクな味も恋しくなる…… 閉店寸前のファーストキッチンへ、フロートとフ…

境の神を祀っているという丘、ダンノハナ。 現在は半ば観光名所となったそこへ足を運んだ時、「私」はそこでマボロシを見た。 それは幽世と現世との境界にいます「境の神」の神隠しに遭い…

　いつからだろうか、この土地が歴史を失ったのは。この土地が神を失ったのは。この土地が怪を失ったのは。そこから棲むのはまがい物。新参者に、流浪もの。 　いつからだろうか、この地域に…

　

サメの歯のブレスレットを買った大学生を襲う怪異。 サメをモチーフに短い怪談を書けないかと考えていたら、思いついたお話です。

自分がこれまでに執筆した怖い話を載せてあります。読んでくだされば幸いです。お好きな話からお読みください。

この小説はフィクションであり、実在する団体、個人とは一切関係ありません。 ネタをネタで終わらせられる人のみ読んで頂けると嬉しいです。 お笑い芸人、ラランドのサーヤさんの発言を…

『伽婢子』(寛文6(1666)年板)は、浄土真宗の僧侶である浅井了意（?-1691）作の仮名草子で、本作はその現代語訳です。 浅井了意は仏教だけでなく、神道、儒教の三教に通じてい…

この話は、数年前のCSで放送していた某番組を見て初めて知った「きさらぎ駅」が元となっています。 数年前に、ブログで別の名前で載せていた「きさらぎ村」を加筆修正したものです。

そのテレビ画面には、私が宿泊している部屋と全く同じ内装の無人の部屋が写っていました。

あなたの後ろにアレが居ないことを願っています。あなたの後ろにアレが来ないことを願っています。あなたにアレを押し付けられることを、心の底から喜んでいます。

【※ホラーです】 「いいなぁ。ちょっとちょうだい？」 そう言われると彩佳の身体はすくんでしまう。小さい頃から妹や弟にそう言われてきたからだ。 ※小説家になろうで投稿したもの…

線路沿いの土手で出会った、自殺志願者らしき男二人。一人は顔に包帯を巻いた、不死の肉体になってしまった科学者。一人は顔に眼鏡をかけた、あやかしを使役する怪談師。二人は互いに、自分の…

父の部屋のエアコンが壊れた。 　その月は連日猛暑日を更新し続け、1日中暑い日が続いていた。 　お風呂を出てリビングに向かうと、真っ暗な部屋のソファに人影があり、父はリビングで寝る…

怪談師・鶴泉南雲は「大した広さではないのに、足を踏み入れると道に迷ってしまう」という森、通称「八ヶ森」の噂を耳にする。自らの弟子を自称する女学生・英瑞恵と共に森を訪れる南雲だった…