弄談~いのちであそびて~

阿炎快空

一幕

 ——ゆっくりと、舞台の幕があがる。


 舞台上には、霧が深く立ち込めている。

 鉄道線路の土手——その下が、材木の置場らしい僅かの空地、黒く湿った土の、ところどころに踏み躙られた雑草。

 遠くに、シグナルの赤い灯。どこかに月が出ているのだろう。


 着物を着て、眼鏡をかけた男——鶴泉つるみ南雲なぐもが、ぽつねんと材木に腰をかけている。

 首にはマフラーを巻き、その右腕には、包帯が巻いてある。


 コートを着て、包帯をした男——志田しだ興邦おきくにが現われる。

 顔中包帯で包んでおり、両方の眼と、鼻の孔と、口の全部、それだけが切り抜いてある。両手には白い手袋をつけている。

 

 興邦、南雲の前を行ったり来たりする。そこに人がいるのを知らないようにも思われる。


南雲「踏切はもっと先ですよ」


興邦「そうですか……踏切はもっと先ですか……踏切は、もっと先、と……(南雲の隣りへ腰かける)」


南雲「どこかへいらっしゃるんですか?」


興邦「行こうと思うんですがね。君も、どこかへいらっしゃるんですか?」


南雲「行こうか、どうしようかと思ってるんです」


興邦「なるほど。どんなものですかね。うまく、ひと思いに行けますかね」


南雲「さあ。行って見ないことには、わかりませんね」


興邦「……しかし、冷えますね」


南雲「二月ですからね」


興邦「そういえばそうでしたね……どうも記憶がぼんやりして……君は、どう思います?この場所について」


南雲「というと——やはり、あなたも迷っているのですか?」


興邦「ええ。線路が一本伸びているだけですからね。迷うことはないんだが……」


南雲「どこをどう歩いても、すぐそこの駅へと戻ってきてしまう」


興邦「ええ、そうです、そうです」


南雲「やはり、八ヶ森やつがもりと同じ系統か……」


興邦「え?」


南雲「いえ、こちらの話です。しかし、噂は本当だったようですね」


興邦「噂?」


南雲「死というものに魅了された人間が囚われる、霧に閉ざされた無人の駅——この辺りでは有名な噂なんですがね。ご存じありませんでしたか?」


興邦「ええ。しかし、そうですか。(自嘲気味に笑い)僕はてっきり、とうとう頭までおかしくなったかと」


南雲「なるほど……偶然に、この場所へ……」


興邦「あなたは、知ってらっしゃった?」


南雲「ええ、職業柄」


興邦「職業柄?」


南雲「僕の名前は鶴泉南雲。怪談師を生業としています」


興邦「ツルミナグモ——風の噂に聞いたことがある。たしか、あの怪談が話題の——何と言ったか——そう、『燃え盛る洋館の幽霊』」


南雲「ご存じでしたか。しかし驚きました。まさか噂が本当だとは」


興邦「たしかに面妖だが——よくよく考えれば、そう慌てるようなことでもない」


南雲「と、言うと?」


興邦「どうせこれから死ぬんですから。そうでしょう?僕はこう見えて、センチメンタルなことは嫌いな男ですがね。書置き一つしてないんです」


南雲「ほう」


興邦「僕は、死ということによつて、ある問題を解決しようとしているのではなく、既に死人に等しい自分の体を、自分で始末しようとしているだけなのです。だから、何も、今更、英雄的な覚悟や、非現実的な空想で、此の一瞬間を悲壮な物語に作り上げる必要はないのです」


南雲「なるほど。わかります」


興邦「〝わかります〟?」


南雲「え?」


興邦「今、〝わかります〟と言いましたか?いや、いや——君はわかっていないんです。君は、こう言っちゃなんだが、一時の出来心でしょう?」


南雲「はあ」


興邦「違いますか?まあ、それならそれでいい。お互いこうして偶然、同じ死に場所を選んで、そこへ同時刻に落ち合った——ただそれだけの事実に、そうこだわることはない。幸い、こんな場所でも電車は走っているようだ」


南雲「そうですね。果たして誰が運転しているのか。そして、誰が乗っているのか」


興邦「確かに、気にならないと言えば嘘になる。しかし、やはりどうでもいいことだ」


南雲「しかし、こう見えて僕は、人一倍物事を考えるたちなんです。細かいことがどうにも気になる。この空間のこともそうですし——あなたのこともです」


興邦「私のこと?」


南雲「ええ。あなた、お名前は?」


興邦「どうでもいいでしょう。覚えたところで、どうせこれから死ぬ人間だ……」


南雲「まあ、仰りたくないのであれば、無理には訊きませんが——」


興邦「僕の名前は志田興邦」


南雲「話すんですね」


興邦「志に、田んぼの田。興味の興に、国を意味する邦の字で志田興邦です」


南雲「〝国をおこす〟で興邦——いい名前だ」


興邦「名前負けですよ。その名に恥じぬ男になろうと努力した時期もありましたがね」


南雲「なぜ命を絶とうと?そう深い事情も、おありにならないようですが……」


興邦「(ムッとして)そう見えますか?いや……それならそれで、別にかまいませんがね……此の包帯がわかりませんか?」


南雲「怪我でもなすったんですか?(右手を掲げ)僕もちょっとした不注意で、この通り」


興邦「一緒にしないでください。私は、実験の失敗でこうなったのです」


南雲「実験?」


興邦「僕は学者でね。まあ、戦前は医者もやっていましたが——戦時中は、とある機関の研究員をしていました」


南雲「どのような研究です?」


興邦「言っても理解できませんよ。それに、これから死ぬのに昔話なんて……」


南雲「まあ、仰りたくないのであれば——」


興邦「僕のいた施設では、少々特殊な研究をしてましてね」


南雲「話すんですね」


興邦「つまり、通常は研究の対象にならないような——所謂、オカルティックな研究です。死人を蘇らせたりだとか、超能力で敵国の動きを予測したりだとか……まるで、カストリ雑誌の三文記事でしょう?」


南雲「怪談師としては、なかなか興味深い話です」


興邦「そうですか?ならいいが——私はね、その研究機関で、不死の研究をしていました」


南雲「不死?」


興邦「ええ、〝死なない兵士〟の開発です」


南雲「凄いじゃないですか」


興邦「成功すればね。しかし、動物実験は失敗につぐ失敗。日に日に戦況は悪化し、軍部も痺れを切らしていました。僕は、何としてでも結果を出さねばならなかった。だから僕は——僕は、禁忌を犯してしまったんです。黒魔術ですよ。僕はかつて、独逸ドイツに留学していましてね」


 どこからか軍靴の音と「ハイル、ヒトラー」という掛け声が聴こえてくる。


興邦「当時の独逸では、交霊術や占星術といったオカルトが流行していました。ナチの幹部にも、多くのオカルティストがいたらしいが——兎に角その時、とあるツテで手に入れたんです。不老不死になる方法が記された、魔術書を。馬鹿げているとお思いでしょう?追い詰められていたんです。それにね、あの研究機関はまともじゃなかった。私も知らず知らずの内に、その狂気に飲まれていたんです。魔術と科学の融合こそが、人類の未来を拓く——私達は、人体実験へと踏み切りました」


南雲「あなたが被験者に?」


興邦「いいえ、同僚です。いい奴でした……実験は順調でした。もう九分九厘まで成功しかけていたんです。ところが、何がいけなかったのか……彼の瞳は次第に血走り、皮膚は赤紫に変色をし始めました。僕は途端に恐ろしくなった。正気に戻ったんです。実験を止めようとしたが、同僚は叫びました。『このまま続けろ』と。彼の顔は恍惚としていた。私は迷った。迷ってしまった。次の瞬間、彼の表情はそれまでとは一転、苦しそうに歪んだ。皮膚を突き破り無数の触手がうごめいたかと思えば、その体は見る見る内にゴム風船のように膨らみはじめ——やがて、恐ろしい悲鳴と共にぜました」


 男の悲鳴と、肉体が爆ぜる音。


興邦「僕は周辺の機器と共に吹き飛ばされ、壁に勢いよく叩きつけられました。意識を取り戻した時、僕は医務室のベッドの上に居ました。鏡を見せられた僕は、あまりのことに絶句しました。同僚の肉片は僕の全身へと降り注ぎ、僕の肉体と同化してしまっていたのです。そのおぞましさときたら——嗚呼——(頭を抱える)」


南雲「なるほど……しかし志田さん。僕はやはり、死ぬのは早計だと思いますがね。あなた、どなたか大切な人は居ないんですか?家族ですとか、恋人ですとか」


興邦「恋人か……許嫁が一人居ましたがね」


南雲「今は居ない、と」


興邦「勘違いしないでください。振られたんじゃない。僕が振ったんです。体がこうなってすぐに、医務室のベッドの上で、僕は彼女に手紙を書いた。事故のことは伏せて、『君にはもう会いたくない。顔も見たくない』とね」


南雲「何故そんなことを?」


興邦「彼女の為です。こんな姿になった男のことなど、とっとと忘れた方がいい」


南雲「しかし彼女は、あなたの見てくれなど気にしないかもしれない」


興邦「ええ。きっと彼女は『かまわない』と言うでしょう。彼女はそういう人です」


南雲「わかりますね、その気持は」


興邦「僕にはわからない」


 沈黙。


南雲「……わかるじゃありませんか」


興邦「わかるとすれば——彼女が、そういう嘘をつくだろうということだけです。彼女からの手紙を、僕は無視し続けた。やがて手紙は来なくなり、日本は敗戦を迎えました。結局、僕の研究は無意味だった……(溜息を吐き)少し話し過ぎたな。それで?君はどうなんです?」


南雲「僕ですか?」


興邦「人の自殺を止めておいて、自分は死のうとしている。君の抱えている問題というのは、そんなに深刻なんですか?」


南雲「そうですね……確かに、あなただけに長々と話させたのでは不公平だ。僕の話もいたしましょう。僕の死ぬ原因はね——そう、とある女性です」


興邦「もうその先は、伺わなくってもわかるような気がしますが、それじゃ、ただの恋愛事件ですね」


南雲「凄い早さで決めつけてきますね」


興邦「つまり、その娘さんと添い遂げられなくなった。それで悲観の末、と——こういうところらしいな」


南雲「何が『ところらしいな』ですか。勝手に終わらせないでくださいよ。僕は、元は孤児でして。路頭に迷っていたところを、ある女性に拾われたのです。彼女は怪談師を生業としており、その話芸と艶っぽさで人気を博していました」


興邦「なるほど、その女性が君の育ての親であり、怪談師としての師匠というわけだ。それで、その人がどうなったというんです?」


南雲「死にました。殺されたんです」


興邦「殺された?」


南雲「ええ。戦後まもなくのことです」


 風が強く吹く音。


南雲「くらい嵐の夜でした。僕は、何事かを激しく言い争う声で目を覚ましました。慌てて階段を降り、襖を開けた僕が目にしたのは、畳の上、血だまりの中に倒れた師匠と、それを見下ろす、返り血を浴びた兄弟子の姿でした」


 雷鳴と共に、辺りが光る。


興邦「彼は、どうしてそんなことを?」


南雲「わかりません。本当にわからないんです。彼も孤児でね。僕達は、一緒に引き取られた。兄弟も同然だったんです。彼が——兄様が何の理由もなくあんなことをするとは思えない。だから、何かしらあったのでしょう。僕の知らない二人の間の確執が。僕はそれに気づけなかった。僕はこう見えて、人一倍物事を考える方ですがね、もう考えるのも疲れてしまった。僕は馬鹿でした。気づけていればどうにかできたのかもしれませんが、なまじ芸術がどうのこうのと夢中になって、くだらない台詞なんかばかり覚えようとしていたあの時の自分が、情けなくもあり、憎らしくもあり——だから僕は、師匠の後を追おうと決心したのです」


興邦「そいつはつまらない考えだな。君が死んだら、どうなるんです?師匠のそばに行けるとでも思ってるんですか?」


南雲「まさか。幽霊やあの世なんて作り事——ファンタジイの存在だ」


興邦「そう思うならなおのこと——え?」


南雲「何か?」


興邦「君、信じていないんですか?」


南雲「はい。これっぽっちも」


興邦「……怪談師でしょう?」


南雲「あくまで飯のタネですよ。大衆はお化けだとか妖怪だとか、そういうお話が大好物ですからね。無論、僕も嫌いじゃありませんよ?しかしそれはあくまで、創作物としてだ」


興邦「そうはっきり言われるとなんだかなあ。途端に、君が詐欺師に見えてきましたよ」


南雲「詐欺師とは心外ですね。弁明するわけじゃあないが、怪談には社会的な機能というものがあったりもする。たとえば、亡くなった方の想いを語り継いだりだとか、夜中に子供が出歩いて怪我をしないようにだとか——」


 警笛。電車の音、近づく。


南雲「……来ますね」


興邦「ですね」


 線路から離れる二人。 電車が土手の上を通る。両人、それを見送る。


南雲「込んでるようです」


興邦「込んでましたか。夜汽車は陰気だなあ」


南雲「……死なないんですか?」


興邦「(ムッとして)死にますよ!死にますとも!君がまだ喋っている途中だったから、先延ばしにしてあげたんじゃあないか!そういう君こそ、何で飛び込まないんだ!?」


南雲「いや、喋っている途中だったので」


興邦「ほれ見ろ!おんなじだ!それなのに、僕だけそう責められちゃあねえ」


南雲「別に、責めたつもりはありませんがね。それで、何の話だったか——」


興邦「君が、幽霊やあの世を信じていない、という話です」


南雲「ああ、そうでした、——いや、確かにその筈だったんですがね。しかし、見てください、この場所を。噂は本当だった」


興邦「……確かに、その通りですね。先ほど話した研究機関では、そうしたことを専門にしている学者もいたと聞きます。幽霊やら妖怪やら——兎に角、そうした魑魅魍魎ちももうりょうの類を、軍事利用できないかという試みです。もっとも、違う施設での研究だったので、僕も詳しくは知りませんがね……その、噂というのはどういうものなんです?」


南雲「はい?」


興邦「だから、この空間に関する噂ですよ。抜け出す方法はあるんですか?」


南雲「抜け出したいんですか?」


興邦「そうは言ってない!僕は——僕は、そう、君の心配をしてるんだ。なるほど、君の悲しみは、十分察しられる。然し、決して永久に忘れることの出来ない悲しみじゃない。君はいくつです?」


南雲「年ですか……いくつに見えます?」


興邦「え?(少し考え)……いくつでもいい!君はまだ若い!人生の花は、これからじゃありませんか!」


南雲「あなたはいくつです?」


興邦「僕ですか!?あてて御覧なさい、と言ったら君は困るだろう!?年なんてどうでもいい!とにかく、噂について教えるんだ!」


南雲「わかりました、わかりましたよ……(咳払いし)先ほども言いましたが、この空間には、死に魅了された人間が囚われてしまうそうです。霧を抜けるには、生きることを強く望む気持ちが必要なんだとか」


興邦「生きることを、強く……」


南雲「ええ。しかし僕はもう、そんな気持ちにはなれない……」


興邦「何を馬鹿な。君なんか、まだこれから、どんな仕事でも出来る。どんな恋でもできる。殊に、芸術家と言えば、仕事そのものが恋人じゃないんですか?一種のヴオルルストというか——これは独逸語で〝官能的快楽〟という意味ですがね——、そういうもんがあるんじゃないんですか!?」


南雲「そんなことなら、あなた方のお仕事でも、やつぱり、恋人に対するような心持ちになれるでしょう?食うことや寝ることを忘れてまで、仕事に熱中するなんて——よくそんな話を聞くじゃありませんか」


興邦「それはまあ、学者の一面には、そういうところもありますが——」


男の声「志田……志田……!」


興邦「ひっ!」


南雲「志田さん?どうしました?」


男の声「志田……痛え……痛えよお……!」


興邦「馬鹿な……この声は……」


南雲「そういえば、ここには他にもいろいろな噂がありましてね。例えば、抜け出そうとする人間には、それを止めようとする亡霊の声が聴こえてくるとか——」


興邦「そうだ……僕にはもう、研究を続ける資格はない……実験台には、僕がなるべきだったんだ……」


南雲「聴こえるんですか、同僚の声が?」


興邦「すまない……すまない!」


南雲「志田さん!?」


 警笛。

 南雲を突き飛ばし、土手の上に走り上る興邦。

 此の刹那、電車が通る。興邦の姿が消える。


南雲「しまった——志田さーん!」


 そう言っていると、土手の上から、興邦がのっそり降りて来る。


南雲「……やらなかったんですか?」


興邦「やったさ!やったけれど、勢いをつけ過ぎたんだ!線路の向うへ飛び込んだんだ!しくじった!此の次だ!」


南雲「亡霊の声は?」


興邦「え?ああ、今は聴こえませんが——大体ね、君の自殺には、僕は反対なんだ。そうだ。そうとも。僕が生きている間、君を殺すわけには行かない!」


南雲「じゃあ、僕を生かす為めに、あなたも生きることを考えたらどうです?」


興邦「何?……君、どうも怪しいな。本当にに死ぬ気があるのかい?」


南雲「何を馬鹿な——僕は、本当に死ぬつもりで——」


 この時、また警笛が響く。やがて、電車の近づく音。


興邦「来たぞ?」


南雲「……死にますよ、死にますとも!それっ!」


 この間に、素早く土手の上に駈け上る。

 電車が通る。姿が消える


興邦「ああっ、やりやがった!本当にやりやがつた!畜生、そんなつもりじゃ——」


 興邦がふと土手の上を見ると、南雲が眼をこすりながら、とぼとぼと降りて来る。


南雲「すいません、目に、ゴミが……」


興邦「ゴミ……?」


南雲「ああ、痛い(眼をこする)あいたたた……すみませんが、ちよつと、見て下さい」


興邦「見るのはいいが、此の明りじゃ、君……どれ、ハンカチかなんか出し給え」


 南雲、ハンカチを取り出す。

 そのはずみに、写真が落ちる。


興邦「おや、何か出たぞ。写真だな。どれ……(明りにすかしながら)お、これは君の恋人か?それとも想い人?」


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