SARF×カクヨム 短編こわ~い話コンテスト
!~よたみてい書
プロローグ
――プロローグ――
〇〇県〇〇市にある、【スポット地域】の噂がインターネット上に広がっていた。
その噂では、【スポット地域】に幽霊が出るとのことだった。
非科学的な事象に懐疑的な意見も出ているけれど、好奇心を抱いている者は多かった。
友人の浜咲 歩美(はまざきあゆみ)もその一人だ。
ある日、彼女は嬉々としながらあなたに連絡を取ってきた。
「あのさ、聞いて。最近ネットで仕入れた情報があるんだけど、【スポット地域】で幽霊が出るんだって! 面白そうじゃない!?」
歩美に好奇心に反して、あなたは非科学的な事に興味を抱かない方だった。
しかし考えをそのまま伝えてしまったら、彼女のことをがっかりさせるのは容易に想像できた。
あなたは歩美の話題に食い気味に聞くことにした。
「でしょ!? ねぇねぇ、一緒に行ってみない? 【スポット地域】に! 予定いつ空いてる?」
あなたの意見を聞かないまま彼女は物事を進めようとしている。
それほどまでに幽霊に興味があるということだろう。
【スポット地域】に向かう当日。
あなたと歩美はバスに乗って【スポット地域】の近くで降りた。
しばらく歩いていくと、目的地の【スポット地域】が見えてきた。
噂が広がっているからか、他にも幽霊騒ぎを聞きつけた人を数人見かけた。
「幽霊の写真取れたらネットにアップしようよ。きっとたくさん反応来るはず!」
笑顔を浮かべながら語ってくる彼女に、あなたは頷いて肯定しながら歩みを進めていくのだった。
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