「桜」を含む小説

KAC参加作品 お題『ぬいぐるみ』

札幌から引っ越してきた私は、散歩の途中で『貸本屋　せしゃと』というお店を見つけた。 「一冊100円。期間は10日。お金がなければ、どんぐりやガラス玉でも構わない」 ちょっと不…

移動式本屋を営む青年は一枚の写真に導かれ、鄙びた港町へ。 神社の傍には喫茶店。看板猫は……。

親友である小桜汐香（こざくらしおか）に、私は片思いをしている。 恋心を隠して親友でいるのって、かなりの罪悪感。 それでも、そばにいたいから。 死ぬまで隠し通すつもりだ。 ―…

まだ魔法の残る銀の時代。ある町から一台の荷車が出発する。その荷台には——。

とある高校へ通う２年生の佐藤真。 物語にあるような高校生活があるわけでもなく、何もない平凡な毎日を送っていた。 ただし、それは本人がそう思っているだけで、少しずつ周りは変化をし…

見えるものを情報とし、その情報を使って人は判断する。 自分はどうすべきなのか、どうしたら幸せになれるのか。

　薄桜色をしたストレートロング。 　華奢な体躯と整いすぎた顔立ちは西洋人形を彷彿させた女子高生・杵島　桜華（きしま　おうか）。 　彼女は見た目とは違って、変わった本の趣味をしてい…

家にいたくなかった少年を受け止めてくれたのは、老夫婦の経営する小さな本屋だった。 しかし月日が経ち、少年は夫婦に何も告げずに街を出てしまって―― ※連載中の拙作『桜華堂で待って…

院内書店で出会った入院患者である女子高校生の葉と男子高校生の桜の物語。 本屋の窓から見える桜とともに過ぎる時間を感じる。

法改正で拳銃の所持が合法化になってから早3年分かりきってた事だが、治安はどんどん悪化の意図を辿っていた その治安の悪化に対応するために造られた学園 桜乃学園 赤坂優輝 だけど進…

旧名　桜が舞い散る木の下で このままいけばあと１カ月で卒業を迎えることになる。 本来なら早く受験を終わらせて卒業をしたいと思うだろうが、俺には重大な心残りがある。 それは、…

少年ケヴィンは高窓から光が差し込む書棚の前に立つ。 ヴィヴィアンの経営するこの本屋が好きだ。 手に取った小説はエドワード・ケラーの書いた『琥珀の八重桜』。 初恋の相手リリーナと会…

――――だから、ボクは正真正銘の未来人なのです！ 桜の花弁が降る道で、少女は高らかにそう言った。 恋人を作る事に命を懸ける男子高校生、信乃方 歩夢（しのかた あゆむ）。 その…

軌道エレベーターが実用化された近未来。宇宙安楽死葬を希望する顧客の、とある要望に奔走するスタッフたちがいた。 三題噺「指輪」「最速」「桜色」に参加した作品です。 https:/…

一ノ瀬高校に入学した高校一年生の西浦　紘（にしうら　ひろ）はこれまで日々をたんたんと過ごして来た。感情を一切表に出さず、人とは極力かかわらなかった。しかし一ノ瀬高校の入学式...…

ある秋の日、「僕」の頭に激突してきた桜色の大福――自称宇宙人の卵。成り行きから彼女の夏休みの宿題を手伝うことになった「僕」は、たまたまその場に居合わせたアヤノさん、後輩のナナセ、…

『【三題噺 #5】「指輪」「最速」「桜色」』によせて書きました。

主人公の魂や感情、悩みや痛みをしとしととした文体で描く短編集。ネガティブな感情をそのまま肯定するお話が多いです。 陰鬱さのある、美しい文章、描写が持ち味。 全話完全独立なのでご興…

彼女はあたかも萩の七化けのように姿を変えた。 私の心も変わらずにはいられない。それほどの変化だった。