「夫婦って」を含む小説

リーマ大陸の南端に位置する小国エルメは病死した父に変わって息子のアルドが国王として治めていた。 王として一年ほど経ったころ、アルド王の元に婚姻の話が届く。それは大陸で最も権力をも…

　むかしむかし、けして平和ではなかった時代。 　強敵である太陽の国に立ち向かう力をつけるべく、月の国と星の国は、同盟による和平を結びました。 　月の国からは、強力な武器を。星の…

「夕暮れ時の幻想。過ぎた日々の夢」と重複しています。 カクコン参加用に編んだものです。

甘い恋愛小説。と自称しています。 今掲載されているものは気の向くままに書いた短編を集めたものです。読む順番はありませんので気になったところからどうぞ。 どうぞ、ノンフィクションの…

侯爵夫人であるベルの精神は限界だった。 社交界でイケメンと評判のピートに一目惚れして結婚したが、夫婦仲は最悪だった。 束縛が酷いくせに一度も夜伽をしてこないのでベルは自分なんて侯…

医師はそう締めくくった。若夫婦は感心したように頷いている。「先生、もう一度だけ、確認したいのですが……」。尋ねたのは夫の方だ。「僕のお腹の中に赤ちゃんが移ってくる、という訳じゃな…

遺伝子工学者の阿南基の妻の柚乃は若年性認知症に侵されていた。 夫婦は最後の望みをかけてアメリカのハーマン製薬の治験に参加する。 順調に回復に向かう最中、柚乃が事故死してしまう。 …

この小説は、自己顕示欲が燃え上がる男の姿を描きながら、言葉で説明できない何かについての短絡的な思考について考えさせる作品です。男は、政権の出版自由解禁によってビジネスチャンスを見…

　子どもの貧困が大きな社会問題としてクローズアップされるようになって久しい。とりわけ深刻さを増しているのが父親、あるいは母親の一方と子どもだけの、いわゆるひとり親世帯となった子ど…

毎年毎年日本人ばかりやってくるからすっかり日本ナイズされた異世界。 一人だけなんのチートも渡されなかった大鳥至道（別名オードリー・シドー）は10歳年下の内縁の妻と一緒に、地味にお…

人工子宮が普及した結果、すべての女性は妊娠出産から解放された。 子宮や卵巣はもはや不要な臓器でしかなく、猫の不妊手術のように幼少期に切除するのが常識になった。 けれどそんな時代で…

　妖狐のお葉さんの亭主・良庵はやぶ医者である。 　それはもう、やぶ医者の中のやぶ医者と呼ばれる程にひどい野巫《やぶ》医者。 　野巫医者とは、呪《まじな》いなんかで怪我や病気…

クリスマスの日。 それぞれがその日を過ごしていた。 クリぼっちだと嘆く男性、一人の少女、仲の良い姉妹のような二人、友に語りかける男性。 そしてあちこちを巡っている夫婦……。 …

（誰の心にもある懐かしい物語を） ＊＊＊2023.1.1〜 ショートサイズを用意致しました 風味は同じなのでお好みで是非 https://kakuyomu.jp/works/…

お初にお目にかかります。私この屋敷の侍女をしております、アマンダと申します。 本日はめでたくも私がお仕えしているウォートン侯爵家ライアン坊ちゃまと、ウェーズリー子爵家のご令嬢、…

女子高校生・九郷義花は、近所の津嶋家と家族同然の仲で育ってきた。 同い年の津嶋仁輔は兄弟みたいなもので、今さら恋愛の相手とも意識できない。 仁輔の母である咲子さんには、亡き実母に…

【第十二章完結】 　将棋を知らなくても、楽しめます。 　将棋を知っていれば、もっと楽しめます。 　でも、一番楽しめるのは、今から将棋を始めるあなたです。 　Written by…

<第8回カクヨムWeb小説コンテストエントリー作品> 将棋が好きで出会い、結婚した二人の結婚生活にはルールがある。 揉め事、要望は全て将棋で解決するというもの。 棋力互角の二人が…

　東北の田舎の一軒宿で服毒死事件が起きた。 変死者は東京の浅草署の元刑事で、解決済み殺人事件を再調査していて殺害された疑いが浮上。 　同署の丘頭警部は部下だった担当刑事の佐藤に協…

――そうだ、あの布団を公開したらええんじゃないの。 幼稚園に勤める文乃と住持の尚隠は幼馴染かつ元夫婦で、 現在も良好な関係を続けていた。 ある日、尚隠は寺の将来を憂い文乃に相…