「#言葉」を含む小説

トーヴ(tove)は鏡の国のアリスに登場する「ジャバウォックの詩」の一節で語られる奇妙な生物のこと。 その姿は「タヌキとトカゲと栓抜きをかけ合わせたもの」という歪なもの。 「小…

旅人、シエナ・メイズは旅の道中で地図から消えた街『アクバール』にたどり着く。 『アクバール』の街は当の昔に壊滅しており、辺りには血痕や崩れた瓦礫、人骨と荒れ果てた状態だった。 い…

　どれだけ心が叫んでも、どれだけ心が壊れても、体はぴくりとも反応しない。 　何でもない時に涙は溢れてくる。一人になると寂しいと心が訴えかけてくる様に。何とも思ってない筈の心が叫ん…

ハッピーエンド皆無の嫌な会話集。

　姉の遺稿が伝えるメッセージ。 ◆ 　山百合の花言葉は「純潔」「人生の楽しみ」「飾らない愛」 ◆ ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「第一回さいかわ葉月賞　レギュレーション」 (1…

　ある日突然城に仕える占い師が神託を授かったと、自国の城に呼び出された平民の女性、セリカ。 その神託とは【セリカを魔王とし、魔族の長とする】というものだった。 同じように、城に呼…

白く美しいカメリア王国には人々を幸せにするピエロがいました。 そのピエロは突然現れては消えてしまう不思議な存在。 王国の人々はみんなピエロに夢中！ そんなピエロの噂が意地悪な王様…

俺は図書室で本を借りるのが日課になっていた。それは図書委員の彼女に会うためと、彼女から花の栞をもらうためだ。その花言葉の意味なんて意識することもなく・・。 これは花言葉で熱烈にア…

一流大卒のプログラマー、水谷は自宅でリモートワークをしていたが、部屋に不気味な存在を感じ取る。 部屋に現れたのっぺらぼう、勝手に動くキーボード、そして強くなる冷房。 一見、怖くな…

俺はずっと、お前のことしか見てなかったよ。 何をしててもずっと、お前のことばっか考えて、俺の行動原理は全部お前だった。 まぁそれで勝手に辛くなって、お前から離れたんだけどさ、俺は…

お題「黒百合」で書きました。 平家物語を脳内イメージしつつ書きましたが、古語がへっぽこです。 古語は風味付けくらいに思ってください。 黒百合の効能も、御伽噺だと思ってください。 …

《怪者払い》(かいじゃばらい)それは妖怪を払う仕事。妙にリアルに感じる夢の中で日本に住む少女、千子妖花はその言葉を耳にする。ある日、夜遅くに目覚めた妖花は窓の外に黒い存在を目にす…

クラスで浮いている長峰寧音は、町のポスターにある『夏季限定レンタル友達』という言葉に目を引かれ、興味本位でその予約を入れる。終業式の日、レンタル友達との待ち合わせ場所にいたのは明…

『風斬り』の二つ名と共に、母から受け継いだ剣を手に旅をするサクラは、 『商業都市』エルメール付近の草原で、宙に浮かぶ魔法陣から現れた少女、ミナモと出会う。 ほとんどの記憶を失い…

高校生の春山拓也は、小説家を目指す普通の少年。ノートに書き溜めたアイデアやストーリーは無数にあるが、完成した作品は一つもない。彼はいつも自分の表現力に自信を持てず、作品を仕上げる…

龍ノ瀬(たつのせ)宇童(うどう)は、音楽と楽器にしか興味がない高校二年生。 お気に入りは「歌ってみました」の動画で有名なネットの歌姫、オバケさん。 そんな宇童は、突然オバケさん本…

亢竜有悔という言葉が刺さったので話を作りました。

8年ぶりに再会した真緒と遼一。高校時代、お互いに抱いていた秘めた思いは言葉にできないまま終わった。26歳になった今、真緒は東京の広告代理店でプランナーとして働き、遼一は京都で写真…

27番目のやつです。（※重複投稿しています）

日々書き溜めた短歌・詩をざっくばらんに書き溜めた短歌集