「純恋愛」を含む小説

タイトルは「かわず」です。地歌の「蛙」から着想を得て書き始めました。 今回は第三の刺客として、太田咲（旧姓浜島）が登場します。彼女は、何かつかみ取ろうとすると、体調などに盗られて…

尾道桜(おのみち　さくら)の前に現れたのは、八年前に都市伝説を試した――からなのかどうかは分からないけれど、行方不明になっていたタクローだった。更に彼の容姿は、行方不明当時の十二…

人間を辞めたいと願う男の、雪降る街で静かに積もる怪奇譚

7月5日。菊川高校に通う高校二年生・春野貴也は、同級生・倉敷帆奈に相談を持ちかけられる。それは、一年前に止まってしまった時間を動かし始めた。

自分に振り向かない女を想い続ける男、夜の海に魅せられながらも男との関係を手放せない女。二人の男女の互いを想い合う胸の内を描いた切ないラブストーリー。

現在ほとんどの文芸賞は十万字程度のボリュームを求めてきています。 しかし、まず「作品を完成させる」ことが癖にならないと十万字にはなかなか手が届きません。 五万字程度の短編小説を必…

とある恋患い。「お久しぶり、です、先輩」 彼は、見知った彼ではなく。「好きなひとがいた。一瞬だけの、それもただの友だちでしかいられなかったけれど」 ＊2018年6月9日、コミック…

伊万里、25歳。体育大学の大学院生。 幼少からスポーツで輝かしい成績を残した彼女は、漠然とした空虚と喪失を感じていた。 関係を持った「男」と、ベッドの中で交わされる会話の中で、彼…

詩のような文章の小説。文体の美しさ、それを意識しました。春夏秋冬……彼は不思議な世界へ迷い込んでしまいました。そしてもう一度【君に会いに行く】んです。

※本作品は『彼岸の世界』の世界観を引き継ぎ、純文学に仕立てるつもりであったが...形容しがたい恐怖がどんよりと漂うホラー小説になってしまった。 （彼岸の世界）https://k…

杉三シリーズ恋愛編、第一部です。 主に、水穂と彼を取り巻く女性の話を書いていきたいと思います。 性格には蘭が仕掛けた罠ですが、、、。 恋愛といっても泥沼にはならないように心がけて…

『才能のポーカーがあるとすれば、僕の手札は『豚』だった』 自分を愛せない主人公。しかし電車事故から自己犠牲の形で女性を救ったことを神に評価され、彼は残りの人生を歩むことを許され…

ずっと心に思い続けてきた初恋の相手、裕子さんに何十年ぶりに 夕日に映える並木道で偶然に再会する 彼女もまた夕日の光のシャワーに包まれて眩しく輝いて見えた これはきっと“神様の贈…

宇宙の最果て、星の消える場所。 私は 俺は ずっと君を待っていた。

バンドをやろうぜと言ったあいつの言葉に乗っかり、俺たちはロックバンドで世界を目指そうと決めたんだ。それは、高校一年の頃だった。思い起こせばあいつはいつだってそうだった。出会った頃…

掌編です。恋愛小説を書きました。 表題作　甘くはない。 初夢で何か書かないだろうかと思い、恋人たちの初夢とはどんなものだろう。もし、新年を恋人と迎えたら、どんな気持ちになるだろ…

待ち合わせ場所に来たのに誰もいない。メールが来たかと思えば別の場所にこい。電車はめちゃくちゃ混んでるし痴漢に間違えられそうになるし、一体なんなんだこれは。 ※この小説は「小説…

短い文章の中にも、しっかり物語があるように頑張っています。

企業勤めである『男』は、妻の香菜（かな）の早すぎる出産に何とかして立ち会おうとしていた。産まれた死生児を見て、男は決意した。 自分の腹の中に育つ子を、必ず産んで見せる――と。 …