おちんちんとちんこって単語は凄い出てくるのですけど、根幹に根差すテーマとかそう言うのはちゃんと深いものなので、ただの下ネタ小説ではないことをここに明記しておきます。下ネタ不得意な人にも読んで頂きたい。
ただ、まあおちんちん小説ではありますし、そういうのが大好きだよって方も読んで損はないかなあと思います。
読んでいるうちに、気付いたら引きずり込まれている。
心理描写が連続的で、絡みついてくるんですよね。
私はこういう描写がとても好きで、真似したいけど全然真似できないので、これはもう才能のなせる技だから仕方ないかとか諦めてます。諦めているから楽しんで読めるんですよね。ああこれ真似できないわって思った時点で楽しむ方向にシフトチェンジできるんで、最近全然小説を娯楽として読めてないって言う人にもお勧めですね。ただただ読むのが楽しいですよ。
これは本当に読むのを楽しませる小説です。文章であり文学だなあと思いました。
んーっと、純文学って私よくわからないんですけど、でも最後は感動しました。
この感動ってのは、なんか人によって違うんじゃあねえかって思うのですが、どうでしょう。なんかいくつかの感動が用意されているような、余地のあるエンディングだったように思うのですが。
ともかくこのおちんちん小説を、私はぐいぐいと推してまいります。