恋愛編3、蛙

増田朋美

第一章

第一章

北風がぴいぷう吹いてくる、長く厳しい冬が本格的にやってきた。受験生たちが、センター試験に行くと言って、何重にも服を着こんでそれぞれの試験会場へ出かけていく季節である。

自身が藝大を受験した際は、共通一次試験と言っていて、あまり重要な試験ではなかったなあと、駅に向かっていく受験生を眺めながら、今日も小園さんの車に乗りこんで会議場に向かっていくジョチであった。その日も、買収を依頼してきた小規模な会社の社長と打ち合わせをして、また自宅へ戻っていくのであるが、駅の前を通りかかると、もう自分の一生は終わったと絶望的な顔をしながら、受験生たちが、電車を降りていくのが見えた。あーあ、自分のころは、そんなに生命線のような試験ではなかったんだけどなあと思いながら、暫く車を走ってもらって、30分。自宅のある、富士市松岡に帰り着いた。まっすぐ書斎には戻らないで、一階の店舗部分にちょっと寄ってみると、

「兄ちゃん、ちょっとだけでいいから、相談に乗ってくれないかな。」

弟のチャガタイがそんなことを言って待っていた。

いつもなら、とっくに夜の営業が始まっている時間だったが、その日はそうしないで店を臨時休業にしてしまったらしい。

「どうしたんですか?」

ジョチは、チャガタイに言われたとおりに、店の椅子に座る。

「嫌なあ、また一人辞めていったんだよ。兄ちゃん、女ばっかりだと、どうしても結婚でやめちゃうもんだよなあ。それじゃあ、永続的に働かせるのはむずかしい。これじゃあ、夕飯時の、忙しいときなんか、人が足りな過ぎてお客さんの注文に対応できない。だから、こうなったら、お客さんの数を減らすしかないよ。」

基本的に店で働いているのは若い女性ばかりだ。だから結婚でやめてしまう人は結構いる。しかも、事情があって、頑張っても普通うの人の半分くらいしか働けない人が多く、普通の企業では一人の人ができることを、二人で分担させることによって対処している。だから、人が足りないとは、大きな痛手だった。

「そうですか、じゃあまた求人票を出してみますか。病院へ。」

新しい従業員は、求人雑誌やインターネットではなく、病院に出すのがお決まりである。あるいは、通信制の大学や、高校にも出している。つまり、何かしら事情があって、働きたくても働けない人を中心に雇っているのだ。現在そういう人は、ウナギ上りに増えている。それを利用して、人材を確保しようという作戦である。

「そうか。じゃあ、悪いけど、兄ちゃん求人票作ってくれないかな。文章書くと言ったら、俺より兄ちゃんのほうが上だと思うんだが、、、。俺はどうしてもだめなので、、、。」

「ダメですよ。敬一。自身の事業は人任せにしてはいけません。ちゃんと人に来てほしいと思うのなら、一から十まで自分でやらなければだめです。」

愚痴をいうチャガタイに、そう注意した。もともと曾我家では、そういうルールが設けられている。母は、同じであっても、事実上は他人であった二人が、契約書によって兄弟になったという事情があるので、自分のやることは自分でしなければならないと、教育されてきた。

「あー待って待って。手伝いだけはしてくれよ。兄ちゃん。えーと、まず、焼き肉屋で働くとこんなにいいことがあるということを書かなければいけないな。これから、合格や就職でますます焼き肉の需要は多くなるだろうから、比較的安定していることを書けばいいかなあ?」

「そうですねえ。うちは、長年閉じこもっていた子が、やっと大学に合格して、その祝いにと利用する人が多いでしょ。その時のために、一般的な人ではないほうがいいという一面もありますよ。ただ、今はとにかく、人手不足なんですから、そういうことを書いている暇はないですよ。もっと危機感を打ち出さなくちゃ。」

ジョチの指摘にチャガタイはまた小さくなった。

「うーんますます難しいなあ。今まで運営が苦しくなるほど、人が足りなくなることは、なかったからなあ。」

「それではだめじゃないですか。もしものために、何とかしておくことも考えておかなくちゃ。今回、そこもしっかり反省してくださいよ。」

「わかったよ!俺、頑張って文面をかんがえてみるから、少なくとも添削はしてくれ。いくら自分でやれと言われても、苦手なものは少なからずあるので!」

「仕方ありませんね。」

チャガタイのちゃっかりした態度に、ジョチはため息をついた。下の子はずるいというが、そういうところは、しっかり身についてしまっているらしい。


数日後。薬局に、数枚のびらが置かれた。こういうところには、作業所や、福祉関係のイベントへの招待が多い中で、焼き肉屋の従業員募集のビラは、実に珍しいのかもしれなかった。

それを、太田咲は一枚とった。なんでもよいから仕事をしたい。なんでもよいから。もう無職と言う肩書はごめんだった。

まだ、薬が出るまで時間があることは知っていた。この薬局は、いろんな病院からの処方箋を受け付けすぎているせいでいつも混んでいる。咲はビラを持って鞄に入れ、待合椅子に座った。

ちょうどその時、一人の男性が、車いすの男性と二人でやってきた。二人とも和服を身に着けていて、ちょっと今時の雰囲気には合わないという感じがしたが、咲はそのうちの一人をどこかで見たことがあるような気がした。

あれ、あの人は、大学へいっていた時に見たことがあるような。すると、その男性も、自分が誰なのかわかってくれたようだ。

「あれ、浜島さん?」

「よく主出してくれましたね。旧姓浜島咲、今は太田咲です。あなたは確か、ピアノ専攻の右城君。」

咲は即答した。

「覚えていてくださってうれしいわ。あなたのことだから、私のことなんてきっと忘れてしまっていると思っていました。それにしても、全然、変わっていないんですね。大学の時とほぼ変わらない、その顔。」

「あ、ああ、そうですか。でも今はもう役に立たない中年男ですよ。それに、右城という姓はもうなくしました。今は磯野水穂です。」

そういわれて、水穂は少し恥ずかしそうにそう答えた。咲は、その文句を聞いて、なんだかもったいないな、と思ってしまったのであった。

「へえ。結構可愛い奴じゃないか。同級生か?大学の。」

もう一人の男性が、そう口をはさむ。

「そうだよ杉ちゃん。彼女はフルートだったんだけどね。確か、ほかの女の子からは、はまじと呼ばれていて。」

「はまじか。ぜんぜんにつかない顔をしてるんだな。僕は、影山杉三だ。でも、本名で呼ばれるのは嫌いだからな。杉ちゃんって呼んで。」

「でも、右城君。」

咲は、杉三の自己紹介を無視して、水穂に聞いた。

「結婚しても、芸名として、旧姓で演奏活動すればよかったのに。それで活動している音楽家はたくさんいるじゃないの。音楽って、やっていくうえで、ある程度名前を憶えてもらうことは必要だし。その時に急に苗字を変えてしまうなんてことしたら、、、。」

「そうですね、、、。」

水穂は、そう言って笑うだけであった。あれほど、天才だ天才だと、教授たちに絶賛され、同級生も彼には挑まなかった人物が、なぜ、改姓しなければならなかったのか、咲は、そこが不思議でたまらなかった。そこはある意味、別の感情があることを、水穂も読み取ってしまったのか、少し黙ってしまう。

「ごめんなさい。私、失礼なこと言いましたよね。人にはそれぞれ事情があるんでしょうし、申し訳ありません。」

「いえ、大丈夫です。会う人ごとにそういわれますよ。なんで今までの生活全部、捨てちゃったのかって。でも、どうしようもないことだったんです。それはきっと、わかる人にはわかるけど、ほんのわずかな人にしか、わからないと思います。」

水穂にそういわれて、咲はさらにわからないという顔をした。それまでして、どうしなければならない事情があったのだろうか?あの、学校を揺るがした大天才が?

「あのねえ、水穂さんも大変なんですよ。あんたさんのように、他人の話で面白がるような余裕はありません。ちょっと、これ以上聞くのは、堪忍してやってくれ。」

杉三が、そう不服そうに言った。そういわれて、咲は少しカチンときた。

「いや、私、別に、バカにしていったわけではないわ。」

「そういうことになるんだよ。もう、きみとこの人は、違うんだってば。変に好奇心で首を突っ込むのはやめて、もう、こいつの前から出て行ってくれませんか?」

なんだか自分、警戒されているのかな、と咲は思った。

「でも、私は、ただの同級生で、そういう悪気はないことはわかってください。」

そこは伝えておきたかったけど、この肝心な時に水穂がせき込んだ。バカ、こんなときにやらないでくれないかなと杉三が注意するが、うんうんと頷くだけで、咳き込んで止まらなかった。

「具合、悪いの?」

咲は思わず、そう尋ねてしまう。

「ああ、もうずっとな。」

水穂の代わりに杉三が答えた。

「これのせいで改姓したっていえば、納得してくれるか?こうなるからよ、あんまりしゃべらせたくないんだわ。」

「ごめんなさい。わかったわ。」

申し訳ない気持ちになり、咲はそういった。

そのあとは、もう声をかけることはしなかったが、処方された薬をもらうまで、水穂はずっとせき込んだままだった。そして辛そうな顔をして、二人は薬局を出ていった。

悪いことしちゃった。次にもし、こっちへ来ることがあったら、すぐに謝ろう。

咲はそう思って、それを見送った。でも、何となく安心感というものもあった。あれほど天才と称された人も、ああして薬局のお世話にあることはある。人間の人生ってわからないな。何が起きるのか。

まぎれもなく、自分の気持ちも楽になった様な気がして、彼女は少しため息をついた。

誰でも人生順調にいける人なんていない。今の私は、全部なくしたような気がしているけれど、水穂さんのような人もいるのだから、みんな一緒だと思うことにした。


数日後、焼き肉屋ジンギスカアンに新しい従業員がやってきた。

なんでも、あの薬局に置いた、求人票にひかれてやってきたという。名前を太田咲といった。

まだ、接客という業種には未経験ということで、とりあえずウエイトレスの仕事をして、慣れてもらうということになった。しかし、本当に未経験というのがよくわかる人で、複数の皿を持っていくのもこわごわだったし、大声で騒ぐ客を怖がったりするところがあり、まず、カップやグラスを持っていくことから始めることにさせられた。それだけの業務でも、基本給は平等にくれたため、やる気がなくなることはまずなかった。ほかのウエイトレスたちも、彼女の下手ぶりをバカにするような人は誰もおらず、むしろ彼女にやり方を教えたりする人のほうが多くて、みんな親切な人たちだった。

咲は、できれば住み込みで働きたいと申し出たが、それは認められなかった。なのでみなそれぞれの自宅へ帰っていくことが必要であった。ほとんどの人は、車の運転はできない人であって、バスか電車などを利用して帰っていた。あるいは運動不足だからと、徒歩で帰っていく人も少なくない。咲も車の運転はできないので、近くにある、バス停から、バスで自宅アパートに帰った。バスは、一時間に二本程度しかないので、何人かのウエイトレスたちと一緒に帰ることになり、集団下校のようだった。

バスの中では、多かれ少なかれ、ほかのウエイトレスたちと会話をした。みんな学校でいじめられたり、会社でパワーハラスメントと受けたりして、苦労している人たちだった。大体の人は、あまり過去のことはしゃべらず、今日の仕事のことをしゃべっていたが、時たまに、そういう話が出て、なるほど、こういう人たちもいるんだなと、ずいぶんためになる話が聞けた。

毎日そういう日々が続いた。特に晴れやかなイベントがあるわけでもないけれど、太田咲は、ウエイトレスの仕事を続けていた。


そんな中で、咲はどうも体が火照るなあと感じるようになった。もう、冬になって寒いはずなのに、体が熱い。どうしたんだろうと、体温を測ってみたが、熱はなかった。たいしたことはないだろうと思って、出勤したが、

「太田さんどうしたの?バカにかったるそうだよ。今日は早退したら?」

ほかのウエイトレスがそんなことを言い出した。咲は、大丈夫といったが、社長の曾我敬一さん、お客さんからはチャガタイさんと呼ばれていたが、焼き肉屋の社長さんに、お客さんに辛そうな顔は見せてはいけないと言われ、結局咲は、早退することになった。

早めのバスで自宅に帰って、明日に持ち越してはいけないと思い、その日一日はよく休んだ。翌朝になって、今日はいけるかなと思ったが、背中が汗でびっしょりと濡れていた。時計を見ると、もう10時を過ぎていて、もう少しで店も開店してしまう時刻だった。急いでスマートフォンを取り、店に電話を入れると、今日は一日休んでいてくれていいし、無理して出勤してこなくてもいいよ、と社長さんに言われてしまった。かつて一般企業に勤めていた咲には、その真意がわかった。

事実上の首である。

あーあ、まただめかあ。何でこうしてすぐにだめになるんだろう。やけ酒でも飲もうかな、と思っていると、インターフォンがなった。

「おーい、管理人さんに開けてもらって、こっちへ連れてきてもらったんだがね。寒いから、開けてくれ。」

こっちは暑いのに、寒いなんて言葉は聞きたくない。でも、なんだか聞き覚えのある声である。

「杉ちゃん、あんまり咲さんに迷惑はかけないでね。用が済んだら、すぐに帰るのよ。」

今度は女の声まで聞こえてきた。

「そんなことわかってら。でも、僕たちは、命令されてきたんだからよ。ちゃんとやらなくちゃ。」

つまり、二人で来たらしい。声を聞くと、こないだ会った、杉ちゃんだ。何をしに来たんだろう?

「おい、開けてくれ。外は寒いよ、中に入れてくれ。」

だから、それは聞きたくない、そんな言葉。

「すみません、私たち、曾我理事長から、太田さんの様子を見てきてくれと頼まれて、来させてもらいました。入らせていただけませんか?」

あれれ、もう首になったのではなかったのか?咲は寝間着のまま、ドアのほうへ歩いて、がちゃんとドアを開けた。外には、杉三と、若い女性が立っていた。部屋の中では、暑いと感じていたが、ドアを開けると、隙間風がピーっと入ってきて、一瞬寒さでぶるっと震えてしまう咲であった。

「ごめんなさい、すぐにお茶を出しますから、中に入ってくれますか。」

そういって、二人を中へ招き入れるが、お茶というものは、冷蔵庫に何もなく、あるのはジュースか、カルピスのようなものしかないのだった。

「お茶なんか出さなくていいよ。僕らは、様子を見に来ただけなんだからよ。」

杉三が平気な顔でそういっているが、何となく、悪い気がする。とりあえず、ペットボトルに入っていたジュースを飲んでもらうことにして、それを紙コップについで、テーブルに置いた。

「一体、何の用ですか?」

「だからあ、様子見にきただよ。お前さんがやけになって酒ばっかり飲んで、お陀仏になっていないか、確認しに来たのさ。」

杉三が、カラカラとわらった。

「ごめんなさい。私たちは、あなたのあら捜しをしたいわけじゃないんですよ。たっだ、心配なので来させてもらっただけです。本当は、曾我理事長が、じかにいらしてくれるはずだったんだけど、どうして切れない打ち合わせがあって、代わりに杉ちゃんにお願いしたんです。杉ちゃんも車の運転はできないから、私が運転手代わりで。私は、今西由紀子と申します。」

そういって、由紀子が頭を下げると、やっと咲も事情を理解することができた。そういうことだったのか。

「でも、理事長さんが、なぜ、私のところへ来ようとしたのですか?私、もう首になってしまったのでしょう?」

「バカ。何を勘違いしてるんだ。生きている限り、首はしないよ。あの店では。自らやめていく場合は別だけどな。そのために、様子を見に来たんだよ。で、本題に入る。どうして店に来れないの?体でも悪くしたのか?」

そう聞いてくる杉三に、咲は面食らったが、

「ええ、朝ちょっと調子が悪くて、でも、もう大丈夫ですから、明日には出ます。」

と、だけ言った。

「嘘だろ?」

また、カラカラ笑う杉三。

「本当は相当参っているんだろ?顔に書いてあるよ。」

本当のことを言うとその通りなのだ。

「病院にはちゃんと行ったんですか?」

由紀子が心配そうにそう聞いてくるのが、少し、癪に障った。

「本当は行きたくないんだな。結果が出そうで出ないから、かなり振り回されているんじゃないのか?具体的に言うと、異常なし、精神的な問題。」

杉三がそんなことを言う。

「まあ確かに、あたまに来るよな。さんざん苦しんでいるのに、異常がないってのはよ。でも安心しろや。そういう事情のあるやつは、ちゃんと事情を話せばあの店では雇ってくれるようになってるからよ。そういう人は、働き方を工夫してくれるからな。お前さんみたいな人は、病院に閉じ込められるよりも、少しでも社会とかかわったほうが、楽になれるのさ。それが、あの店の極意だよ。」

「そうなのね、、、。」

咲は、杉三の励ましに、そういわれても何もうれしくないのが正直な気持ちだと思った。ただ、ダメな人というレッテルを張られているしか思えない。

「もちろん、そういう問題は、理由を調べることも大切ですが、そのあとをどうするのかのガイドラインが全くないからつらいんだって、理事長が言っていました。こういう道があるんだって、はっきり示すことが大切だって。体のほうは、何とかすればまた職場に戻れますが、心のほうはそれを全部失うことになるから。もし、太田さんが、うちで働いてくださるようであれば、そこをはっきりさせていただくだめに、病院で診察を受けていただけないでしょうかと、理事長から、伝言を仰せつかってきたのですが、、、。少なくとも、解雇することは、しないそうです。」

由紀子に言われて、咲はどうにも言えなくなってしまう。

「とにかく、精神疾患かどうか、だけは、はっきりさせたいそうです。」

「そうなのね。」

思わず、はっきりと症状を出している、水穂がうらやましくなった。黙っているつもりだったのに、なぜか、こういってしまう。

「ねえ、影山さん、右城君はどうしてる?」

「ああ、杉ちゃんでいいよ、杉ちゃんで。堅苦しい挨拶は抜きよ。もっと明るくぱーっと行こうな。水穂さんなら、一日中薬のんで、寝ているよ。」

明るく答える杉三であるが、由紀子の顔を見ると、深刻なんだなということが見て取れた。

「いいわね、、、。って、ごめんなさい。変なこと言っちゃって。」

「いいってことよ。それがお前さんの正直な気持ちだろ?」

杉三がそう返してくれたからいいものの、由紀子は、今の咲の発言には一瞬イラっとした。

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