五万字以内の小説の作り方

千住

五万字以内の小説の作り方

プロットを作る

1.書きたい事を並べる(どうぐ:メモ帳)

 書きたいことを並べます。欲望剥き出しで並べます。明確に「××みたいな感じ」と真似る作品を決めることもあります。


脳内↓

「今回の季刊よたがらす弐号(小説アンソロ同人誌)のテーマは靴かー。革製かエナメルの靴がエロくていいよね。だったらピンヒールかブーツかなぁ。エロいんだったら靴フェチ男の苦悩書きたいかも。秋に発行するんだから季節感あるテーマを入れたいかも。秋の花と言えば菊か彼岸花かな。彼岸花は別の作品で使ってるから菊がいいか。百花繚乱をもじって菊花繚乱とかどうだろう。だとしたら菊花繚乱カランコロン、って下駄をテーマにするのもいいけど馴染ないから難しいな。下駄もだけどピンヒールもブーツも靴音が特徴的なんだよなー。こういうの好きなんだろうな自分。あっと、ピンヒールが誰かとネタ被りしたな。じゃあブーツか。楽に書けるように一番得意な一人称視点、心理描写と情景描写が多めのやつにしたいなー。長くなりすぎると大変だから過去に書いたあの作品の半分くらいを目指していきたいよね。だったら二万字くらいか」


メモ帳に出てきたもの↓

 [菊花繚乱ブーツトゥー プロット]

 【概要】

 「彼女の靴音は菊花に似ていた」

~靴フェチが人間の彼女も愛そうと頑張る話~

 文体の変化と美麗で読ませ隊。総文字数二万字程度。

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