「美しいもの」を含む小説

見知らぬ者から遺書が届く話。掌編。 心無い渇いた境へ入り美しいものを眺めていたい一心で、散文を書いています。

花とレースの国、ジャルダン。 美しいものを尊ぶこの国の建国祭に、金髪桃目のヒロインを腕にぶら下げた王子さまが意気揚々と登場しました。 「クラリス・シエル・アクチュエル！ そなたと…

社会のルールに従って、社会が敷いたレールを歩くという極めて機械的な行動をいかにそつなくこなせるかというのが人間的な生き方であり、最早一種の矛盾ではないかと疑ってしまうが、この矛盾…

色をテーマにした140字ほどの色鮮やかな物語たち。

昔々ある所に、鬼が住んでいました。鬼は山のふもとの村の食料を盗んで困らせていました。そんなある日鬼は村人たちに言いました。 「最も美しいものを連れてこい。そうすれば悪さを止めてや…

第一回角砂糖短編小説大賞「美しいもの/奇麗なもの」

綺麗なもの、美しいものをテーマにした第一回角砂糖短編作品です。なお『解釈は自由』とのことですので、『綺麗（当社比）』でございます。 竜を殺せない、心優しい竜殺しの少女の物語。

少女を監禁する話。 ひどい描写は無いので気軽に読んでいただけると……！ 角砂糖短編、テーマは「美しいもの・綺麗なもの」でした。

「第一回角砂糖短編小説大賞」に参加するために書いたお話です。 一枚の絵に対する、男の愛憎を書いています。深恵遊子さまの指定されたテーマは「美しいもの・綺麗なもの」となっていますが…

【第一話～最終話までのあらすじ　※ネタバレあり】 神之川大学の三年生である、イラストが趣味の主人公「弥生冬葵（やよいふゆき）」に突然告白してきたのは、正体不明のヒロイン「賀茂海…

　私は醜いらしい。 　何故なら鏡に映らないから。 　 　美しいものしか見る事の出来ない病を患った少女に待つのは希望か。絶望か。

君と桜が見たかった。 美しいものも汚いものも、分かち合いたかった。 僕の全ては君に守られていた。 君ともっと命を感じていたかった。 ――君を愛した話。

戦争用ロボットアサツキシリーズNo.315、通称「スィスタ」。 「美しい」と感じる心を持っているスィスタは、自分を作ったマイスター・アサツキから、戦場に出るたびに何かひとつ、美し…

火山灰が降り注ぐ、〈灰の町〉に突然魔女がやってきた。 「こんな醜い町、滅んでしまえばいいわ」 美しいものを愛する魔女は、灰だらけでくすんだ醜い町と、すすで汚れた町の人を見て微笑ん…

珠美は雨宿りに入ったゲームセンターで、宝石が砕け散るゲームから、美しいものを美しく破壊すると言うことに魅せられる。その実験をしながら、彼女は自分がどう生きるのかに向かってゆく。 …

都会から離れた村で家族平穏に暮らしていた少年はある事件がきっかけで鬼の力を発揮する。 村にいられなくなった少年は遠く離れた神島市にて新たな家族と新たな生活を始める。しかし、その神…

凍った月、それはわたしだ。勝手に作られたイメージの中で美しいものだと周囲は勝手にいつまでも理想を重ねる。忘れないこと、変わらないことを無意識に望まれる。 そんな日々の中でわたしは…

　死神。それは冥府への案内人。人の臨終に立ち会い、死者の魂を導く者。 　彼らは看取った死者の記憶を覗いてしまうがゆえに感情を持たない。そういう風に〝つくられている〟。来る日も来る…

　 作者が食についてほのぼのと語る。 寝る前のお供にこの一冊を。 美味しいものや美しいもの、 不味いもの、イマイチなもの。 色んな味を経験して今の私がある―――

双子の女の子、冬目汀渚と灯火。彼女たちは互いをだいすきで、でも近づけない距離がある。 美しいものを描く手は一瞬で、それを視る目はなおさらに一瞬だ。 というような物語です。