「絵画 短編」を含む小説

　京都にある名門私立秋桜女学園に通う高校三年生の生徒、恩田鶴は同級生の竹内菫にずっと憧れを抱いていた。 　高校二年生の教室替えのときに、菫と一緒の教室になり、席が隣になったことで…

花金参加作品 【描写】

商店街の片隅にある小さな画廊。 その画廊の絵の中には、黒猫が住んでいる。 名を『ヨキ』、猫又である。 そして、画廊のオーナーは円山芙蓉（まるやまふよう）。 祖父、鴎外から画廊を譲…

リメイク作品。 けっこう勢い任せで書きました。 出来の良い短編を読んだ後に、心に有意義な何かが残るって感じは得られないと思います。 あるいは感情の理解が足りてないのかも知れ…

ある日尋ねてきた友人は、とある絵画に出会った顛末を語り始めた。 友人は絵の魔力によって恐ろしい犯罪を犯したのではないか。 そう思った「私」は友人のもとを尋ねるが……。 KAC2…

※タイトルはジョークです。某絵画とは無関係です 人族の町で生まれたザビルという若者は端正な顔立ちと腕っぷしの強さと優しさを兼ね揃え、女性達の憧れの的になっていた。 それをよく思わ…

<KAC2021参加作 お題:直観> 狂気と称された画家がいた。名は瀧方沢雲。 私はある望みを持って、彼の遺作「祝福」の前に立っている。

約百年前に起こった災厄であるノンストーリー事件により、世界の大部分が危険地帯と化してしまった世界。 この世界で生きる人々は、その災厄に対抗する力を持った異能者《ストーリー》の手に…

僕は好奇心旺盛な子供です。ずっと気になっている男の子がいます。なぜかというとその子の話していた謎が解けないからです。僕の通ってる絵画教室は同い年の子がいません。だから、解けたら話…

ある一枚の絵画に囚われた少年の物語。

第十回本物川小説大賞参加作「奇絵画」とそれ以降にアップした短編小説についての雑記。ネタバレを含むので注意。 奇絵画https://kakuyomu.jp/works/117735…

『愛を描く女』と呼ばれ世間から絶賛を得ていた画家・三代エリカ。彼女の夫で有名なシンガーソングライター・佐野ハルカは、突然自ら命を絶った。 世間を騒がせたニュースから三か月、美大に…

～ただ、ささやかに生きて、ひっそりと死にたい～　そう願う少女がいた。 明治末期の帝都・東京。 手広く商売を広げる商家・三笠家の長女として生まれた絹子。 しかし、絹子の父・茂は婿…

「フウちゃんも一緒にバトミントン部に入らへん？」 「運動系のクラブはしんどいやん。私は美術部にする」 風香は友達の誘いを断って美術部に入った。その部には不機嫌そうな顔をした彼女が…

極東風『クトゥルー神話』のアイテム・設定のかずかずを放り込んだ闇鍋。 サークル「phenyldruger」様のクトゥルフ神話アンソロジー『「幻視秘録－忌－」-ドラッグフェニール…

とあるオフィスビルの一角、一面真っ赤に塗られた巨大な絵画が飾られていた。それを日課のように絵を眺めている清掃員の老婦人から語られる物語は、魔法使いを目指す姉と、画家を志す妹との異…

　とある人物の住まう家のリビングに掛かる六枚の繪。日本画、洋画ジャンルは異なれど描かれているのは全て女。二次元に封じ込められた彼女たちが、思い思いに人生の刹那を自らの口で語ってい…

天才的な才能を持つ春日舞はある日、死期を覚る。 残された数日間、彼の望む「死の理由」が彼の絵画を模して悪夢を見せる。 木の根の如く、深く根差した執念は観た者の心を奪い――。 …

「僕」はある日、洋館の庭で絵画と共に"居た"老紳士と出会う。老紳士は絵画を己の妻であると「僕」に話した。 そんな、絵画に恋した老紳士の話。 ※去年八月頃に参加した一次創作エア同…

壁に絵を描くある男と、ある少女がある道で出会う。 男は何故絵を描くのか…男の絵は何を語るのか… 1話ごとに考えさせられる短編小説となっております！