「二階」を含む小説

【「戦うイケメン」中編コンテスト、中間選考通過作品】 　二階堂誠一は、妖狐の蒼矢（そうや）とともに便利屋『幽幻亭（ゆうげんてい）』を営んでいる。 　そんなある日、助けてほしいと…

二階のベランダで星を見ながらマチが言った。

自主企画「階段小説」によせて書きました。 一行につき、一文字ずつ増えます。

★闇を抱えた他人の感情を受信する特異体質の少年が、生者も亡者も救いへ導く、かも⁈ 　■　■　■ 　名古屋駅から名鉄あるいはＪＲで二駅。金山総合駅の程近く、とある雑居ビルの二階…

男子中学生の山崎、水卜、二階堂はバレンタインデー前日に恐怖のチョコレート体験で盛り上がる。 モテ男の山崎は彼女からのプレゼント。地味男の二階堂は手作りチョコレート。チョコを貰った…

散歩の途中で公園のベンチに腰掛けると、視界には人目を引く家が建っていた。ここにどんな人が暮らしているのだろう。愛犬ユミトのリードを短めに持ち、朱鞠（しゅまり）はその家の前に佇んで…

　この町には不思議な噂がある。 　商店街の一角に立っている古びた雑居ビルの二階に、他人の記憶を売り買いしている店があるという噂だ。売り買い、の言葉通り、売れるかどうかはその記憶の…

他人が捜しているものを見つけるのがやたら上手い二階堂・グレース・春香は、物語の中心にいない。彼女の周囲に事件があり、人がいる。これは二階堂・グレース・春香と同じ文芸部に所属する、…

　VRカジノ外伝。 　ルーレット、ダーツ、カード、脱衣ゲー…etcを遊べる。 　そう、その場所は異世界カジノ。 　このカジノでは、命すらも賭けの対象になる。 　 　カジノの…

東大に入学して三日で引きこもりになった兄貴が四年後に誘拐され、放火で両親が殺されたところから話そうか。 これだと、「へえ～」と食いつきがいいかもしれない。 いきなり、兄貴の身代金…

　王都の一等地にある煌びやかな水晶の建物。 　荘厳さをかもしだすその建物の北側に、ちょこんと立った掘っ立て小屋のような二階建ての建物。 　正式名称「総合ギルド庶務六課」………

とある高校、まだ旧校舎棟の残されたその場所は生徒たちの密かな避暑地となっている。 そんな木造校舎の二階にある旧・2年3組の教室では、今日も二人の高校生が空を見上げて語り合う。

舞台は福岡市・・御話の始まり部分 いつものように、晴れた気持ちのよい日だった たった一時間前までは 街は巨大化した　昆虫が暴れていた人よりひとまわり　大きいもの、巨大な虫の中に…

先日、パーティを追い出されました。 パーティで万年手入番の僕ことフィルブリンナーは有名Ａ級バウンティーハンターチーム、【ウォラック興産】から追い出されてしまったんだ。 『手入…

女性限定マンションの管理人を勤める平野千鶴は退屈な毎日を送っている。女性限定マンションではあるが、いやそれ故か、首都圏近郊の住宅街の中にあり、マンションの周りには一軒家が多かった…

私は大きな二階建ての家に一人で住んでいる 女の一人暮らしなので、防犯に気を遣っている 家の真横は線路で、電車が通るたびに大きな音がする □□□ 小説家になろうにも掲載していま…

昭和時代・とある下町にある古書店【地獄坂堂】──その二階に間借りしている、へっぽこ探偵『八名垣獅子〔やながきレオ〕』 その助手で古書店大家の孫娘『地獄坂夢亜』……なにやらまた、事…

【KAC202110】お題「ゴール」 青海藩、剣術指南役の跡取りである斎兵庫は、他流試合を控えて迷っていた。相手は、玄武館道場、千葉周作。強敵を前に自身の剣に迷いが生じていたの…

料理茶屋の二階の障子には、月明かりに影をなす柳が揺れていた。 ※都々逸は『有名都々逸紹介』他より「引用」