「昭和？」を含む小説

その村には、四年に一度開花する「ヨネンラン」という蘭が自生している。

その昔、都会地から島の漁村に移り住んだ私。 まだ洋服も普及していなかった田舎の風習に、最初は戸惑いを覚えながらも、いつしか沖合いをゆく船を眺めるのが楽しみになりました。 漁村の人…

昭和７年。令嬢多喜子は不良少女団のボス、映画館の切符売りのハナと出会う。 境遇の違う少女二人は次第に仲良くなっていく。 そのうち、建築家になりたい多喜子、洋裁師になりたいハナ。 …

私の前世は「昭和の毒婦」だった。 前世と現世の記憶が絡み合うラブロマンス。 ＊他サイトとの重複投稿です。

昭和40年代。親同士が決めた相手と結婚し、向かった宮崎への新婚旅行。夫が体調不良で寝込んでいる間に暇つぶしでのぞいた鏡の向こうには、1300年前に百済から宮崎県に落ち延びてきた百…

大正期から昭和４０年代まで活躍した吉屋信子という作家。 彼女とそのパートナー（一生涯の！）門馬千代の出会いを資料から想像してみました。 実在（した）人物を使っておりますが、登場す…

パステル画で大賞を受賞した容子の許に脅迫状が届いた。

タイトルに興味を惹かれたら、読んであげてください。ただのエッセイです。

昭和17年初夏、徴兵検査が嫌で嫌で、暮らしていた八幡学園から逃げ出した清（きよし）という男は、線路の上を歩いていたところ、蒸気機関車に轢かれそうになる。線路から飛び降りるも肥溜め…

世の中には、なんとも大胆不敵な犯罪をする者がいる。 盗難の被害にあい、警察署に出向いた私が知った意外な事実とは。 ＊この作品は「小説家になろう」にも投稿しています。

　ケンカ別れしたさとちゃんからハガキが届いた。四十年ぶりの再会で仲直り出来る事を楽しみにしている光子。 「龍舌蘭をまた一緒に見ようね」 さとちゃんとの約束を果たすために、光子はさ…

時は昭和の高度経済成長時代末期。まだ社会全体が子供を育んでいた頃。 親が共働きで、家に帰っても誰も居ない寂しい子供がおりました。 犬に成れば可愛がってくれる人がいる。そう思った時…

実はこの女性が現在の皇室に、そして僕らの生活に影響を及ぼしている。

70年代の東北の地方都市。7歳の光雄は、パチンコで大儲けした父親・博雄に連れられて、近所の喫茶店「風見鶏」を訪れた。店の中に一歩足を踏み入れると、肝っ玉だけど人情味のあるお店のマ…

浅草の浅草寺の裏の小劇場。小さな芸能事務所に所属する売れない役者・平田は支配人に毒づかれ、後輩に嫉妬し、バイトで生計を立てていた。未来が見えない平成の終わり。彼は路地裏で一人の老…

一年後、その女は店にやって来た。

普通の家族に訪れた悲劇と人間の強さについて。 ちなみにRF-02はRoad Fastの略です☺︎

一人のオタクが召喚された。 といっても異世界ではなく、自分が暮らしてた昭和の時代に呼び戻されたのだからタイムスリップでもなく、いわゆるタイムリープってやつ。大人の記憶を持ったまま…

昭和少女の生活。想い出色々。

　緋蒼村での事件が終わり、旅に出た二人。偶然辿り着いた旅館は、明治時代に一家惨殺事件の舞台となった忌まわしい洋館であり、今では『邪神城』と呼ばれていた。しかも、惨殺事件の犯人とさ…