百済王伝説をモチーフにした物悲しくて切なくて、けれど美しく素敵な恋物語。1300年の時を経ても、決して揺らぐことなく深く結ばれた魂の出逢いに、心ときめきます。きっとあなたの心を揺さぶり感動の涙を誘う事でしょう。
宮崎は様々な神話が伝わる地ですが、百済の王が落ちのびたという伝説があるとは知りませんでした。そして、その伝説の王様と、主人公の女性が、時空を超えて交叉する。優しく丁寧な語り口調で綴られた、ちょっと不思議なラブストーリーに、思わず胸が熱くなりました!
語り部っぽい文体が、おもしろかった!素敵な恋物語!読んでねー!
とても整った、澄んだ文体で、驚くほど容易く情景を思い描くことのできる作品です。時代をこえたロマンスが、神話的背景を感じさせながら綴られていきます。その為、お話としてはシンプルなのですが、十分な厚みを感じさせる綺麗な構成の小説でした。あと、ロマンスはハッピーエンドに限ります!
お見合いで結婚。宮崎旅行で、旦那が寝込んだときに不思議なことが。「鏡よ鏡よ鏡さん、みんなに会わせてくださいな、そおっと会わせてくださいな」ファンタジー展開、面白いです。敬語の優しい語り口がいいです。文章読みやすいです。切ない展開もあります。素敵な恋愛物語でした。
宮崎には、1300年前に百済から落ち延びてきた王族の伝説がある。新婚旅行で訪れていた当時二十歳の花江は、その時第2王子と会っていた。誰にも言えない、胸に秘めた思い……。不思議な鏡の中の、素敵な物語です!
昭和を彷彿とさせる上品で優しい文章が印象的です!!