「誰かの」を含む小説

低級魔法使いヘルミーネはギルドのゴミ箱からボロ杖を拾う。正体不明の杖はとんでもなく強力なアイテムだと判明！ヘルミーネは調子に乗って杖で勝ちまくるが……

エルフという種族、女という性別、姫という立場に生まれた。 女しか居ない歪な国で生まれた。 母が嫌いなものは、男とニンゲン。 母が私に望むことは、素直で大人を疑わない賢い娘。 …

かの国、大夜王朝は呪われた国であった。建国主の皇帝は内外問わず自分に与する者はすべてためらいなく殺したため、皇陵の地はおびただしい血と数多の白骨の上に築かれ、地の龍気は穢れた。 …

　闇に浮かぶ一輪の月。 　その光に照らされて、一羽の蝶が舞う。 　天保十四年、江戸の街に術士狩りの噂が流れ始めた。 　幕府の密命を受けた百骸機関が、術士たちを次々と捕らえていく…

『鬼』を題材にした短いお話を3本集めました。いずれも独立した物語です。

　桃園花凜（ももぞの　かれん）は誰もが羨む美少女である。その美貌は言わずもがな。均整の取れたスタイルも大和撫子のような性格も、すべて神に作られたかのように完璧だ。そのうえ高層タワ…

　言いたくはないが、事実は小説よりもぐっとくる。記憶をたどると、やんわりと震えがくる。そんな話

５０年前、世界はひとつの国になった。そして王族は、世界統一に際して流された血に報いるため、年に一度、処刑される。 選ばれた者は、最後の晩餐に遅延性の毒を盛られ、苦しみに悶えながら…

都心で4年。南瓜(みなうり)村という田舎に引っ越して来て、2年の計6年もゲス野郎に育てられても尚、めげずに可憐なまま10歳になったむ…少女は10月30日に隣に住む16歳のクソ野郎…

久しぶりの詩みたい？　なシリーズです🌟 誰かの糧になりますように📕🌈🌟

高校三年生の白石旭は、父が言った『旭が幸せになる映画』を撮るために、その理由もわからないまま毎日カメラを回していた。 いつかそんな映画を撮るために、そしてその答えを見つけるために…

これまでの接点は数えるほどしかなかった。 一番近づいたのは、文化祭。でも、それでお終いで。 明るくて、誰にも優しく接する笹倉希良々。いわゆるギャルという風体の彼女は、縛られない…

数百年前に発見された“ノヴァ二ウム”は、世界に様々なものをもたらし、切っても切り離されぬものとなった。 利益と利権に祝福を、苦難と憎悪に反逆を──。 そして、生み出される人類の敵…

俺は苦しい。何故か？恋は 叶わない そう知ったからだ 今日も“あいつ”は、誰かと笑っている きっと彼氏だ、俺には、憎いけど “あいつ”が笑うなら、それで良いと思った でも── 進…

あなたは一体誰なの？ 夢の中に出てくる貴方はいつも 私を愛しそうに見つめてくるのだ。 作者より: ちょっと不思議なお話です。 何…

人と魔族の戦争が終結し、平和が訪れた時——勇者が殺された。しかし、平和な世に勇者は不必要なため、誰もそのことを気に留めない。 ただ一人を除いては…………。 その一人とは勇者の…

創作企画「twilight-story」参加作。この作品のお題は「塩対応」でした。

12歳になった少年エルンは、父から一冊の手帳を受け取る。 それはかつて、父が世界を旅しながら記していた冒険の手帳だった。 しかし、父は途中で冒険を断念し、その夢をエルンに託す。 …

いつものように人里離れた湖で魔法をぶっぱなし溜め込んだ鬱憤を晴らす。全てを解き放つ快感に包まれながら一歩も動けないと寝転がっていると大地が揺れ身に危険が迫るも身動きが取れず絶体絶…