「純文学・カクヨムオンリー」を含む小説

自衛隊でもなければ被災者でもない。なのになぜかあの日あの時、男は被災地にいた。何者でもなければ何者でもある、そんな男の震災前と震災後の鬱屈。

電力会社からメールが来た。明日には電気が止まるという。銀行の残高千円以下だから、妹に金を借りに行く。

大阪府を代表する巨大テーマパーク。大阪にお立ち寄りの際には是非USJで楽しい1日をお過ごしください。よろしくお願い致します。

#深夜の物書き120分一本勝負 にて執筆した掌編小説になります。 感想、ご指摘等頂けると幸いです。

僕が君に愛していると伝えるには、僕は君を殺さなければいけない。 僕の好きな人は、病気のせいでガラスを一枚隔てた部屋に閉じ込められている。 いつも僕は彼女に気持ちを伝えるけれど、…

　春。それは新たな始まり。 　待ちに待った高校生活。入学式を終えて明日は始業式と緊張を隠せないでいた朝川 秋人は、夢の中で泣くある少女の光景を見る。不自然なのはそこに自分がいた…

塾の講習中にこそこそ書いてた詩とか俳句とかSSとか。自分でも意味がわかりません。どことなく死を匂わせるようなものになっているのは仕様です。

読書感想文 体験談 そして、いい読書感想文とは？

昨夜発作的に書いた作品です。

人は何かに属さないと生きていけないのだろうか。 属することの息苦しさに折り合いをつけながら、人は心の安定を求めるのだろうか。 属することは、本当に幸せなことなのだろうか。 複…

某カルト教団で二世会員として子供時代を過ごした拓郎だったが、現在は会から脱退し一般の社会に馴染みながら平凡な日々を送っているように見えた。しかし、彼の心の片隅には常にある存在があ…

　「別に優れている必要などない。」 　私が色んな所で聞き続けて教訓にしている言葉だ。 　他人から劣等感ばかり感じ続けている私ほどには、人はこの類の言葉を聞くことは沢山ないだろう…

姉さんがいなくなった部屋で、僕は姉さんの遺骨をしゃぶっていた。最高に素敵な姉さんだったんだ。

閉鎖的な田舎を嫌い都会へ移り住んだ主婦の雅美。しかしそこで田舎以上に不可解なことが起こり始める。妻が失踪したと夫が言い、夫が誰かと入れ替わったと妻は思う。巨大マンションで一体何が…

福岡県古賀町には名物おじさんがいた。人々は彼を親しみを込めて「エツオさん」と呼んでいた。「町」は発展し統合され「市」になった。古賀は古賀ではなくなっていき、そしてエツオさんはエツ…

隆と理恵は二人暮らしをしている。隆は理恵のことを「ネエサン」と呼ぶ。姉弟と思しき二人だが、彼らの生活風景には奇妙な違和感があった。 彼らの目的は何なのか。これは一度は家族を失った…

探偵のサイトウは、ある日奇妙な依頼を受ける。それは数日間、依頼者の代りに彼の家族で父親になって欲しいというものだった。あまりにも不可解な依頼、しかし依頼者の家族はサイトウを父親と…

私がこれまで出してきた詩集から、第二弾・第三弾・第四弾を中心に厳選した詩を一つの詩集にして纏めました。