「短編 思い出」を含む小説

写真好きだった祖父が亡くなった。 思い出の暗室はワクワクする秘密基地か。それとも異空間。 高校生のマコトの目から見た、静かな喪の作業。 (2009年の作品を少し修正しました。修正…

不思議な夢をみてふと目を覚ました僕のもとに、突然一人の少女が訪ねてくる。 なぜか僕のことを知っている彼女。そしてある日届いた中身のわからない封筒。 「この封筒には、私とあなたとの…

ギャグの短編を書いていきます． 中学時代からコツコツと書きためていた日記をもとに自分の日記を脚色したお話です． ただし，最初の一篇を読んでもらえば日記に大幅に脚色して原型はないで…

　毎晩、異世界へと転移する高校生「朋　晶（ふたつき　みつひ」は、最愛の女性である「澪（みお）」が殺されたことで絶望していた。 　自分が住む世界も、異世界も、意味のない世界だと切り…

親戚の爺様が遺した小さな家と一本の桜の木。何故それを俺に残したのか、俺はそれをどうしたら良いのか。 遺言と共に残された一通の手紙を読みながら、今日も俺は考える。 桜の木の根元の、…

夜を駆ける列車の中で、僕は不思議な体験をする。 車窓の向こうに本マグロ。電灯に集うらんちゅう。膝の上の黒猫。 そして、隣の車両には意中の彼女。 僕の想起と一人称で語られる、半年…

雨は何故か私を感傷的にさせる あなたにもそういう経験がありませんか？ ありふれた雨の日の話。

「フラウ・バッハ」の続きにあたるお話です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883464711 ヨハン・セバスティアン・バッハと結婚した…

祖父が「ルニア」という言葉をつぶやくようになった。 「ルニア」という言葉の意味を探り始めた私は、祖父の故郷へ足を運ぶ。 ※自主企画「無色の言葉「ルニア」を使って短編を書こう」…

自主企画「タイトルだけコンクール（９月）」参加作品。 ※タイトルだけ企画参加用のため小説（本文）はありません。

数年前に両親を亡くして以来、心を閉ざした少女。 絵が趣味である少女はある時河原で絵を描いていると、一人の女の子から声をかけられる。 女の子の導くままにある部屋を訪れると、そこには…

僕と高校時代の同級生、百々瀬との思い出話

出席番号十四番のアカサカサナは、ホームルームで前世の記憶を発表する。それはふかいふかい海の底の思い出。

憶えている、憶えていない、憶えている。

戦争が終わって少し経った頃。ここじゃないどこか、今じゃないいつか。 どこにでもあるような、ありきたりな思い出話。 ◆◆◆ 長らくスランプだったのでリハビリです。 タイトルの読み…

　晴れた夏空の下、青々と輝く芝生の庭を眺めながら老人が思い出すのは、最愛の相手『駒江』との想い出。 　彼女がこの家に来たのは戦中のこと。家の近く、霞ヶ浦の海軍飛行予科練生だった…

「おそろしいもの」にただぼんやりと追われた。見えないものが見えていた、昔の思い出話。(カクヨム異聞選集参加作品)

ある朝、ご当地アイドルの理央が、街一番の高級ホテルから男と出てきた。うろたえる善良な市民たち。彼女とは大学の同級生だった僕と丸尾もその話題で持ちきりだ。学生時代のはかない思い出が…

瀬際はじめ（１２）は、小学校の裏にある洋館に数年前から遊び場を求め、行ったことがあった。だが、環境の変化で彼は、外で遊ばなくなり、スマホのゲームに夢中になる毎日。 そんな中で、教…