「短編 思い出」を含む小説

人々が寝静まった、冷たい夜。少年吸血鬼（ヴァンパイア）が、独りぼっちの少女を見つける。 しかし彼女は、なにやら普通ではなく――自分は、『ロボット』であると言う。 ※ ながや…

　元・お姫様に突然話しかけられた屋敷の庭師。彼女はなぜか庭師をお茶に誘い、思い出話を始める。それはつい最近まで続いていた、そしてお姫様の人生を変えてしまった戦争の話。 　なぜ彼女…

夢月七海さまの企画『同題異話』四月号に参加させて頂きました。 素敵なタイトルに惹かれて。 即興。フィクション。短編です。

地味な事務屋の主人公『僕』は大切に持ち歩いている財布があった。 落ち着いた色合いと艶のある長財布。 革職人に頼み込んで誂えてもらった品物だった。 亡き妻の思い出が詰まった形見の財…

　彼女は猫になったのかもしれない。 　屋前　永一(やまえ　えいいち)が、友人である澤原(さわはら)の家に行くと、そこには見知らぬ猫と意味深なメッセージが残されたスマフォだけが残さ…

　この国では樹木を墓標にする。 　これは樹の下の、ささやかな思い出のはなし。 　中華風味ファンタジー「散画追集封妖譚」の、妖を封じない掌編連作シリーズです。 ※カクヨム版は縦…

【誕生花シリーズ　196】 今日の誕生花をモチーフにした、3分で読めるお話です。 練習のため拙いことにはご容赦くださいまし。 ※関連話に　　天使からのラブレター　があります。 …

母の再婚で寂しい思いをしている友美は転校生の陽子ちゃんに出会う。小学生の頃の思い出が、大人になった友美に残したものとは。

短編。一人の女子高生と青年の、一夏の思い出。

ほんの少しだけ、未来の世界。人生の「全て」を記録してくれる、"記憶の妖精”が作り出された……。ＳＦショートショートです。

女子中学生の生理に関する小説です。男性読者からグロいと言われまくった思い出。 今読み返すと、露悪的な書き方に自分で嫌悪感を感じてしまうので、そのうち書き直したい。

中学時代の想い人との間に苦い思い出を持つ捻くれた高校生、三枝　柚月（さえぐさ　ゆづき）。柚月に取り憑いている、人の感情を喰うお気楽幽霊、サラ。二人の過ごしたあるバレンタインデーの…

僕は病院の屋上で、一人、煙草を吸っていた。その煙草を吸っていると、様々な思い出が、走馬灯のように行き過ぎていった。そんな時、ふと背後から彼女の声がする。そっと白衣を翻らせて、彼女…

少年は、車内が灰色な列車の中で不思議な空間で昔の思い人に似た少女に出会う。 確か2011年に書いた作品です。結構昔ですね……。

ファンタジー要素のない、小説らしい小説としては初めて書き上げた短編。 2010年8月に完成。 15歳の高校生・虹介と、11歳の小学生・稚奈。 いとこどうしのふたりの間の、金色の…

きょう‐せい【共生／共棲】 ［名］(スル) １ 共に生活すること。 ２ 異種の生物が、相互に作用し合う状態で生活すること。 ―――――――――― 祖母の死。 葬儀に参加するた…

小六の思い出、自画像の宿題をいつまでも提出しなかったこと。 「描けたか？」「描けません」、不毛なやりとりを毎日繰り返し、反抗していた。 おれの傷はゆっくり消えていったという経験の…

　美少年と、ローズマリーと――。 　これは、澄んだ大気の花畑と、狂気が織り上げたお話です。 　このお話に、さしたる意味はありません。そして、あなたは嫌悪感を抱くかもしれません。…

　去年のクリスマス。僕の彼女は何者かに殺された。それ以来、僕の中から何かが抜け落ちていた。それが何か分からぬまま、彼女の居ないクリスマスがやってきた。 彼女との思い出の地にやって…