「それだけ」を含む小説

『あなたの才能、目覚めさせます』 雑誌に挟まれた怪しげな謳い文句。 なかなか手柄を立てられず燻っていた男は、ついそれに手を出してしまう。 ――――恋人が出来るブレスレット、睡…

研究所で暮らすセーバルは、物足りない思いを抱えていた。 「外へ遊びに行きたい！」 たったそれだけの願いなのに、カコさんはどうしても認めてくれないのだ。 私は外に出たいんだ。おもち…

七奈は付き合っていた人にフラれてしまった。 淳と伊月は付き合っている。 三人は夜を一緒に過ごすくらい仲がいい。 それだけの人間関係のお話です。

世界は魔王と呼ばれる者が恐怖に陥れようとしていた。 打倒したのは当然、物語に出てくるであろう勇者とその仲間たち。はい、世界は平和になりましたとさ。 それが四年ほど前のこと。 月日…

職場のパワハラ、そして家族の無理解に苦しみ足掻いた一人の女性はついに自殺を決意するのだが……。 ※連載で書いている「悪夢退治屋 由芽乃銘作」の番外編になりますが、これだけでもお…

僕はずっと彼女との別れ話を繰り返す。ただ、それだけの話。

180秒。それだけの間に交わされた言葉と、過ぎていった時間。 カクヨム3周年記念選手権　お題6日目「最後の3分間」投稿作。 約1,600字。

――５３７８２円。 色々な不運が重なって全てを失った二十二歳、羽田　牧人の手元に残っているお金はそれだけだった。 これからどうすればいいのか、途方に暮れている牧人に手を差し伸べ…

3分間 それだけの時間があればあなたは何をしますか？

何の変哲もない雨の日の休日。 お昼となれば自然とお腹が減ってくるものだ。 だが、雨が降る中外に食べに行く気にはなれない。 せっかくの休み、何かを作る気にもなれない。 そう…

『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～』参加用です。 私は待ち続けている。カップ麺を食べる、ただそれだけのため…

夫の祖父が亡くなった。 その葬儀に出る、それだけの話だった。 「カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～」 お題…

がっつり戦闘シーンを書いてみたくて。ただそれだけの話です。カクヨム三周年記念選手権５日目。『ルール』出品作品。なんとか５日目まで連続投稿中。よろしければ他の作品も読んでいただけれ…

どこにでもいる普通のカップル。二人は付き合い始めた時に一つだけルールを決めた。 「相手の嫌なところがあったらきちんと言うこと。隠さないで言葉にすること。行動を起こすこと」 たった…

幼馴染に告白しようと頑張る少年。 そして、そんな彼を見守る少女。

よくある世界の、よくいる女のお話。 彼のお気に入りは、不老不死の彼女。 時と場合によっては、水を操る彼女や、獣の耳と尻尾が生えた彼女。 いつも、いつでも、彼女は一番には選ばれ…

高校時代からずっと片思いしていた彼女のストーカーを始めた。 同じマンションに住んで、彼女の勤務先で待ち伏せして…。 彼女のすべてを知っている。 そこまで行ったら、彼女自身も欲しく…

日課として、早朝に祝詞を奏上していた稲荷原流香。 そんな流香にとある調査を持ち込んできた初老の男がいた。 その男は言う。 『私を殺そうとして巻き込まれたといったところでしょうか…

情報番組『シャキッと！』の企画で結成したロックユニット『ORANGE ROD』。 メンバーはヴォーカルのSHOWこと日の出テレビアナウンサー山海章灯と、ギターのAKI。そして、サ…

つまりは、不自然が、自然へと収束したのである。それだけのことだ。そうであるべき本来の姿で生きてこそ、その生命は輝くはずである。