「殺す」を含む小説

人を簡単に殺せる権能を手にしたのに、意外とほのぼのとした日常を過ごす主人公と、主人公を取り巻く楽しい仲間たちの物語。

恋人といちゃらぶしていた殺し屋は、ある日何者かに追われる少女を拾う。 少女は殺し屋が最近殺した魔王の秘密のペットだったようで、なにやら事件の香りに恋人はわくわくだった。 けれどそ…

泣き虫だった少女は、周囲の反応から感情を押し殺すようになる。 箱に仕舞われた心はぽっかり穴を開け、宿主の迎えを待っていた。

世界は東・西・南・北の4つの大地に分断され、それぞれの地が独自の文化やテクノロジーを発展させていた。 その中でも最も強大な勢力を誇っているのが、西の大地。 通称、グレートフィー…

一家に一台人型ロボットが置かれる時代に、恋愛プログラムを保持したAIを購入した女性。しかし少しづつAIは独自に行動し始め、ついには人間である彼女すらも管理し始めるようになり…。

災厄の魔女と呼ばれた老婆は自身の毒魔術を後世に残すために、数十人に及ぶ赤子を強奪し、後継者として育てた。 その一人であるパレアは、後継者候補の中でも最も毒魔術の才能に乏しい少女だ…

　大陸歴七七〇年･冬。聖教圏諸侯に聖王庁から通達が走った。 『フェアリール王国にて凶事あり。第一王女セレーネ、嘆きの力により、国王と臣下を殺す。その咎により、ベルクフリートに幽閉…

今から何十年も前に突如【レッキング】という破壊活動を行う兵器が世界中に現れ、世界は恐怖に苛まれた。 どうにかして平和を取り戻そうと世界中の全兵力を使いレッキングと戦い情報を集め続…

主人公ライズ・プライスは転生者だ。 魔王打倒の目標をかかげ、実力を磨きながら15年の時を過ごした。 異世界生活にあこがれを持っていたライズに取って、充実した毎日だったが、ある日、…

丸尾 亜美は触れた機械を必ず壊してしまうという特異な体質を持っていた。 体質のせいで職を転々とする彼女はある日、とある仕事を持ち掛けられる。仕事とは一人の男を殺すこと。 病気の夫…

世の中には、二種類の人間がいる。 尽くす奴と、尽くされる奴だ。 映画が好きな至って普通の高校生の彼は、尽くす奴に分類されるだろう。何故なら、人の喜ぶ顔が見たくて、悲しむ顔が見…

「一度だけ言う、二度とは言わない。殺そう。僕と」 　――いじめられ続けた孤独な少年と、荒れた家庭で顧みられない不良少年。 　異質に見えて同じ鬱屈（うっくつ）を抱えた二人は、誰か…

TikTokでバズった私が偶然目にしたのは、 同級生だった《彼女》が投稿した、とある動画だった。

　世界樹が燃え尽きた。小さいとは言えどひとつの世界を司る神だった世界樹。最期は根元に抱えた世界と共に塵芥となった。 わたしはもう何も感じないよ、何よりも大切だったのに。 俺は胸が…

童貞を殺すセーターを見れば、その良さは分かる。 おっぱいがよく見えて、背中もよく見えて、ついでに足もよく見えるからだ。 じゃあ、その逆ってあるのだろうか。 もしかすると、俺…

百合とホラーの組合せが好きなので書いてみました。 ただの女子大生の虹子。虹子を一月一日に殺すと予言されている幼女。オカルトマニアの女子高生。色んな女の子が登場します。 ※この…

　生きていれば、殺したいくらいに憎い相手の一人や二人、誰だってできるものだろう。だが、いくら憎いから――あるいは嫌いだから――といって、実際にその相手を殺す者は稀だろう。 　そこ…

　王国キルギオンのスラム街にて、ダリアは女剣士として生きていた。 　ある日、ともに暮らしていた母親が病死するとキルギオン国王が身元を引き受けにやってくる。ダリアはこのとき、母が国…

いきなり現代に現れた過去の偉人たち。武力行使ではなく『ユーチューブ』のチャンネル登録者数で歴史上ナンバーワンを決めることになってしまい。『日本の夜明けはアメリカの夕方』チャンネル…

「不死身の龍」として恐れられている伝説のヤクザがいた。 その名はタツ。彼は叔父貴の誕生日を祝うため、ケーキ屋でバースデーケーキを購入する。 しかし―― 「死にさらせやタツウウウ…