敵よりも怖い鬼上官「鬼崎律」には逆らえない!!
花見 はな
第1話 我らのリーダー
「よーし、お前ら全力出して行けよ」
「「うぃ、うぃーす」」
「はぁ?声が小さい、あと私はお前らの上官だよな?」
「「はっ、了解しました!!」」
「んじゃ、暴れるぞー」
男らしいセリフには似合わない金髪の長い髪をなびかせながら、我らが【特殊対策戦闘部隊】のリーダー【鬼崎律 キサキリツ】は不遜な笑みを浮かべ歩いていく。
そんなかっけぇ背中を見ながら、慌てて部下である俺らも歩みを進める。
今から戦うのはもう随分前から人類の敵と見なされている破壊兵器達だ。
突如世界中に現れ破壊活動を行う兵器はその意味のまま【レッキング】と呼ばれ、対抗手段を模索し続けていた。
研究を続ける内にレッキングの中に入っていたコアを剣や銃に移植する事で対策出来る力をもたらす事が分かった。要は破壊には破壊の力という事だろう。
ただこの力を全員が使える訳ではなく、適性を持った者しか扱えずその適性を持つ者は【レイズ】と呼ばれ戦場に行くことを余儀なくされる。
レイズの集団を特殊対策戦闘部隊と呼び、人々からは英雄のように思われているが部隊員は1人を除いて皆超絶弱気で戦場が大っ嫌いなのだ。
戦場で逃げそうな奴ばかりしか居ないなんて馬鹿げているがそれが事実であり、そんな俺らを監督するのが例外1人鬼の様な鬼崎律なのだ。
鬼崎律は眉目秀麗であり何でも出来るスーパー人間、そして俺らに叱責や恐怖・勇気をくれる出来る上官である。
そんな出来る上官に躾られた俺らは期待に応えるために竦む足を前に出し、敵に向い皆武器を構えた。
鬼崎上官のGOを待つ。
「んじゃ、死ぬ気で行けよ。そして必ず戻って来い。」
「「はっ、命令通りに。」」
鬼崎上官の声に合わせ、剣を振り銃を打ち今日も今日とて命をかけた、戦いが始まっていく。
敵よりも怖い鬼上官「鬼崎律」には逆らえない!! 花見 はな @secret-garden
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。敵よりも怖い鬼上官「鬼崎律」には逆らえない!!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます