「kac202110」を含む小説

アタシを見て彼女は言った。オオカミみたいなボサボサ髪だからカミさんだって。 彼女を見てアタシは言った。まん丸メガネにまん丸な瞳。まるでタヌキみたいだからタヌさんだって。

魔王とのラストバトル。たくさんの出会いと別れを繰り返し、様々な思いを一身に背負い、仲間と共に戦い、ついにその時を迎えた大将。王国に帰った彼は祝賀会を辞退するが、仲間に引きずられて…

『どこかへいっちゃったおねえちゃんへ』そんな宛先でも投函されたなら届けるのが郵便屋さんの仕事。手紙はどこへ届くのか。

友人に空き家探検に誘われ、仕方なく付き合うとそこには恐ろしい女のお化けがいた。しかし俺は思う。本当の怪異はもっと近くにいるのだと――。 ただのコメディです。

主人公である「俺」は、陸上部に所属する高校生。そして陸上部の女子マネージャーに告白した男でもある。その内容とは「次の大会で一番になったら付き合ってください」というもので……。それ…

　一途に人を愛し続けることが出来ず、ワンナイトラブを繰り返す男・「俺」は、ある夜、人通りの少ない駅前で、ぼんやりと立っている女性を見つけ、ホテルに誘う。 　しかし、先に眠ってしま…

主人公・ツクヨは怪我で出場を断念した弟・タイヨーの代わりにウィッチレース——箒に乗って決まったコースを飛び、その速度を競う競技——にでることになってしまった。 阻害魔法を使うツク…

実力はまあまあなのに、なぜかあと一歩で勝利できない沙知。ついてないなぁとは思っていたけど、まだかそれが癖だなんて！ 癖ならそれを治せば今度こそ勝てるんじゃない？

強くなりすぎた暁の賢者の周りには誰もいなくなった。 不死の身体なんかも手に入れてしまったから、永遠の孤独の牢獄のような人生だった。 そんな賢者が転生によって普通の幸せを手に入れよ…

「今、楽しいことを我慢して頑張れば、20年後、30年後に楽が出来る」 そういう言葉に惑わされていませんか？

陸上部に所属する海は体育祭のリレーの予行練習で惜しくも二位になってしまう。 そのことを幼馴染みの由紀に責められた彼は、一位になるべく練習を積む。 そして迎えた体育祭当日。 果たし…

　生物科学者にして不死の研究を行っていた20世紀最悪のマッドサイエンティスト、黒輪才角《くろのわ　さいかく》。 　亡くなった彼の、放置された山奥の別荘に、今、一人の少女が迷い込ん…

KAC202110お題「ゴール」 ゴールとは何か。たどり着く場所。しかしそれは終着点ではない。まだまだ先は続く。とりあえず完走した皆様、お疲れ様でした！

結婚したらそこがゴールだと思っていた。 だが、私の予想は外れ、何もかもがままならず、ゴールも見えないまま私は人生の暗闇の中を彷徨っていた。

オウル…主人公。宇宙船NOAH号の船長として、新星に到達。 クレイン…オウルの友人。宇宙船OLIVE号の船長として、オウルより先に新星に到着。 ミノリ…オウルの部下。ジャーナリス…

「俺」はいつからか、この迷路を歩いている。 果たしてこの迷路の先にゴールはあるのだろうか。 KAC2021 10回目お題「ゴール」用短編