「祓い」を含む小説

エルコラーノ皇国唯一の皇女であるロザリアは魔法を使うことを夢見ていた。しかし、どんなに願っても皇族の中でロザリアだけが、皇族のみに発現するという特別な力を持たなかった。 絶望に…

　私こと新藤（しんどう）は祓い屋である。即ち怪異の専門家。 　今日もこの福岡という街にはハート・スナッチャーという怪異が現れる。 　いい加減、出過ぎだ。お陰で私は本業の会社員との…

　〝憑き物〟〝祓い事〟を専門とする歴史のある神社・御陵院神社。その神社で三姉妹の三女として産まれ育ちながらも、その力の強さ故に神社を追い出された霊能力者・御陵院西沙。 　その西沙…

　私こと新藤（しんどう）は祓い屋だ。要するに怪異の専門家。 　今日もいつもの焼き鳥屋に居るとニュースが入ってくる。 　『心臓を抜かれた死骸。ラブホテルで発見』 　これはハート・ス…

　僕こと成田（なりた）は大学を中退した引きこもりだ。 　今日もベットの上で寝転がる。 　さっき呑んだ酒が効いている。僕は胸を掻きむしる― 　すると。僕の手は沈み込み。自分の心臓を…

　俺こと藤野（ふじの）はハート・スナッチャーだ。 　ハート・スナッチャーとは。ヒトの心臓を抜き取り、喰らい、永久の命を得た者の事。 　俺は戦国の世から令和の今まで生き延びている。…

　僕こと蔵本真司（くらもと・しんじ）は十和田心（とわだ・こころ）に恋をした―のは良いが。 　彼女は僕の心臓を掴んだ。心理的にも。そして。物理的にも。 　これは後から名前が分かるの…

聖なる力を持たない聖女セルマ。公言する必要はないので周囲には秘密だ。 だがそんな彼女を怪しむ男がいた――王弟殿下のテオフィルスだ。 彼は信者として教団に入り、何かとセルマを疑…

　殺された姉に会いたい。そんな思いで「かぐら骨董店」に訪れた香川洋子は断られてしまう。その夜、姉に渡すためにもっていた熊のぬいぐるみが動き出した。助けに入った刑事・芦屋尚孝とと…

タウ・デプス3作目　読み:アンコクのハナヨメ その山には、呪いを祓う一族が住んでいた。 祓い巫女の名は、納深風誼(ノウ・ミフギ)。 一時の快楽に身を委ねた代償として、モリは、ミフ…

　毛利雀（もうり・すずめ）くんは１６歳の高校生。夜の公園で思索していると― 　同級生の桐常葉(きり・ときわ)に襲われた。日本刀を持ってやがる。 　彼女は彼にこう言う。『君は…この…

互いを「蛇」「狐」と呼び合う男二人。 その二人に守られる美しい女。 不思議な雰囲気を持った三人組が営む、祓い屋のお話。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※…

神戸にあるとある小さな教会には、若く美しい神父がいる。 彼は日本中から持ち込まれる悪魔憑きに関する悩みを解決するエクソシストだ。 名は、瀨之尾冬馬。 相棒で腐れ縁の神学者・久我湊…

「実は私、サキュバスなんです」 　高二の春、番条成仁は憧れの天真爛漫品行方正な女子高生、矢走喜律に告白したところ、一か月限定のお試しという条件のもと受け入れられる。しかし初デー…

まずいことになった。というより、まずくないことがねえ。 俺もエクソシストとして死線は潜ってるつもりだ。だが、悪魔祓いを終えたと思ったら相棒がくたばってるのは想定外だ。 悪魔は…

昔から彼女の身の回りではおかしなことがよく起こる。 ある日、死の淵にたった女主人公月出こはくは他の人には見えない‪‪”‬なにか‪”‬が見えるようになった。そんな彼女は祓い屋を育て…

　 九州から上京してきた大学生有川朝矢のもうひとつの顔は弓を用いて「鬼」や「アヤカシ」と対峙する祓い屋。窓口である「かぐら骨董店」へ届けられた依頼を受けて都内にある高…

生態系を狂わす妖怪、霊といものがいた 彼等を肉眼で視えるのは突然変異種、龍 龍たちは隠れ里で密かに妖怪を祓い裏で人間の安全を守っていた ひょんなことから龍に転生してしまった平凡バ…