「生きる 救い」を含む小説

※本作の書籍版「隣の席の中二病が、俺のことを『闇を生きる者よ』と呼んでくる」（スニーカー文庫）とは、2章以降の展開が大きく異なっています。というか、9割程収録されていません（1章…

　私には幼馴染が居る。小さな村で、子どもたちの数も少なく、幼馴染と私は毎日のように遊んだ。 　そう、あれは五歳の頃。暑い日だったから川遊びをしていた私と幼馴染。幼馴染の服が濡れて…

東西に分け隔たれた国々による第3次世界大戦が終結してから2年後、敗戦国であるソ連の本土からある機密文書が発見される。 ウラル山脈付近での戦闘中に発生した異空間発生現象について書か…

佐賀県を舞台にオリジナルのキャンピングカーブランドを立ち上げていく若き女性起業家の物語。 令和元年 8 月 28 日…。 その日を決して、忘れることはないだろう…。 「雨…」…

死にながらも生きながらえる人の話

交通事故に遭って瀕死の状態に陥る女子高生「マリ」 目覚めると懐かしい雰囲気の暖かい部屋にいた。 馴染みのあるベッド。机。カーテン。クマのぬいぐるみ。 子どものころに愛した部屋なの…

全11編の詩集めです。 思い切って投稿。 誰かひとりの一瞬を照らす火花になれたらいいな、と思います。 この詩集めはフィクションです。 残酷表現やそれに準ずると思われる表現が出る…

　或る時、一人の少女が家出した。 その日十歳になった少女は、念願の冒険者として人生を歩み始めた。 　或る日、途轍もなく強い冒険者が現れた。 並み外れた強さを持つその少女は、ルミ…

生きるのが苦しいレズの女子高生が誰かに救いを求める話

　二年前、陌間 白夜(はざま びゃくや)は未来を失った。"恩人"に差し伸べられた手にも縋ることができず、彼は今を生きることさえも腐らせていた。 　そんな日々の中、自宅アパートのベ…

第三回偽物川小説大賞　応募作品です。 神を「人間の信仰の対象である絶対者にして不在者」な存在と解釈して、荒れ果てた世界に生きるスラム育ちの少年少女が神を待ち伏せする話を書きまし…

ひどい湿疹で赤鬼のお化けみたいになった年頃のハルは、死んでしまおうと禁忌の山に登って行く…。

この物語は、悲惨な一生をおくる少女が、何故そのような運命を辿ることになったのか…それを異世界の少年とともに解決する物語である。 シリアスパート 　冤罪、陰謀、過去の因縁により悪…

17才の秋のこと、生きる理由がわからなくなった私は、廃アパートの屋上から飛び降り自殺をしようとしていた。 私の目の前に、奇妙な二人組が現れる。 一人は、着流しを纏ったうさんくさ…

人は簡単に、死ぬくらいならもっと頑張れと言う。 人は簡単に、生きたいと願えば、願いは届くと言う。 生きるのが『救い』なのか。 死ぬことが『救い』なのか。 そんなのは人にとって…

「だから私……空、飛んでみるね？」 5年ぶりに再会した白銀色の髪を持つ女子高生・月宮絃羽(つきみやいとは)はそう言って、その身を海へと投げ出した。この瞬間、悠真が思い描いていた…

　ふと目が覚めると、そこは見知らぬマンションの一室であった。 一人用の部屋にしては広く立派な部屋を探索する中、孤独と不安を感じ始めた少年は外の世界へと救いを求めて玄関の扉に手をか…

人から産まれたからと言って、人として生を受けた事にはならない。ただ、それは人の形をしているだけ…… 戦うことだけを義務付けられた一人の少女。 その彼女が、過酷な運命に立ち向か…

對馬裕人（ツシマ ヒロト）はエリートだ。 25歳にして一流投資銀行の若手エース。 華やいだ彼の経歴には誰もが嫉妬する。 しかし、彼の生きる目標はすべて病床の姉を救いたいという一心…

　公爵令嬢リリー・オーブリーは１８歳の誕生日を迎える前に死んでは、１７歳の誕生日にループする人生を幾度となく繰り返していた。 　始めは生きるために必死になり、どうにもならないとわ…