生きる渇き

かわら なお

からからに渇いたのは頭か感情か

もうこの世界ではどうでもいいんだろう

繕った顔もやけに明るい曲も僕の全部を整形していた

「生きる喜びをあなたに」

そんなことを謳う広告にため息をついて通り過ぎる

全てが夢だったのだ

この世界の何もかも

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