「書簡」を含む小説

少年院を退所した非行少年が、法務教官に宛てて書いた手紙です。

初恋は叶わない。 分かっていた、でも、それでも。 君のことが、大好きでした。 短編小説 書簡形式

蒼葉第七文芸部（当時：蒼葉中学第七文芸部）「第七文芸」一号に寄稿した作品のプロトタイプです。基本設定こそ共通してますが、同人誌版とは全然違った話になっています。 あとがき ht…

僕が書いた6通の心のこもった手紙を紹介します。僕の気持ちは結局、伝わらなかったようですが、いいんです。あのとき君の作品に出会えたことが、僕のすべてになったのだから。

簡単なトリック。安楽椅子ものです。ご挑戦あれ。

茜色の教室で、君は静かに泣いていた。文通相手の死を悼んでいたのだ。その泣き顔に魅せられた僕は君に興味を持ちはじめるが、やがて涙の裏に隠された重大な秘密を知ることになり…… 高校…

クリスマスの夜、『私』は廃ビルから街を眺めていた。 時刻は深夜二時。憂鬱な感情を抱えつつ、『私』は恋人に送った手紙を思い出す――。 愛と哀れみと執着について。 書簡体小説（手紙…

木槿国の大妃殿の宮女として働いていた青郁こと碧香とその端女だった子玉こと珠香。大妃さまが亡くなったため、それぞれの実家に戻った二人ですが、離れ離れになった寂しさに耐えられません。…

　ある女が友人に送った最初で最後の手紙。その手紙には、女の秘められていた想いが綴られていた。

拝啓母上様、前略。 巷では異世界転生というジャンルが流行しているそうですね。 私もあやかりたかったです。 神様がいれば手違いの詫びチートを振り込んでくれると思うのですが、そんな空…

ポストの墓場には、顧みられなかったものたちが集う。

日本ミステリ文学館では2017年5月より7月にかけて、「新本格ミステリ」30年を記念し、「鮎井郁介展」を開催します。『紅蓮荘事件』で衝撃的なデビューを果たし、90年代の日本本格ミ…

　

異なる土地に暮らす、コウとセン。 届かない手紙。 工房で燃えていたストーブ。 2人で泳いだ森の池。 ニットウコの花の色。 ー 俺の名を、呼べよー ー わたしのことば、聞いてよー…

北窓に罅在りて訃報欄を伝う新聞記者永井庸一の持病、血便に紛れ叫ぶ公衆便所の螺旋振子よ！

幼き王を運ぶ船。 そこで起こったことは…… はたして真実なのか。 日記と書簡だけで織り成されるファンタジックミステリー。 　 『簡潔明瞭。それが一番だ』――（ディゴール将軍）…

「デバッガー」を自称する者により書かれた謎の文書。 その文書にはとある秘密が隠されていた。

――鳥海悠理、彼女の才覚はまさにその観察眼、洞察力、判断力でありました―― 才覚の代償に声を失った女。彼女の主治医のもとに手紙が届く。

とある街のあちこちで繰り広げられる、恋の物語。1話、もしくは1章完結型です。 全部通すととてつもなく長いのですが、一応どこか好きなところだけ読んで頂いても構わない仕上がりになって…

獣人《じゅうじん》と人間とが共存する詩樹大陸《しきたいりく》の四つの国では、誰もが植物の種に想いを込めることができる。その種に込められる想いの量や、想いを留めておける時間は種の種…